Monday 18 June 2012

願いをこめて千羽鶴

千羽鶴。
多分、1000羽のうちの数個を折ったとか、そんな手伝いならばしたことあると思う。

まさか。ここにきて(イタリアに来て)、千羽鶴を作るとは思わなかった!

友達のシルヴィアが、今月末に結婚する。
日本に住んでいたこともあるので、日本大好き!
「千羽鶴は願いをこめて作るんでしょ? 結婚式に飾りたいの。相談にのってくれない?」と、5月くらいにお願いされた。

シルヴィアの家に行くと、結婚式の飾り付けが載っているどこかのウェブサイトに、羽を拡げた鶴が等間隔に縦に並んで糸で繋がって、夏の日よけカーテンのように天井から吊り下げられている写真を見せられた。

わぉ、綺麗!

「全部、白い鶴で、こういう飾りをしたい!」というのがシルヴィアの希望。

相談というのは、どうやって折り紙を手に入れるかということ。
イタリアに、千羽鶴用、しかも白のみ1000枚なんて、手に入りっこない。
それほど大きいものを作る気はないというので、A4のコピー用紙を正方形に切ってもらえば?と提案してみた。小さいサイズならば1枚のA4から4枚取れる。

近所の印刷屋に切ってもらえるか頼んでみることになり、紙が用意できたら折るのは任せて!ということで帰ってきた。

その次に会った時にはカットされた紙の束を持ってきて、「はい♪」と渡された。
何枚あるんだろうか? 多分100枚程度。

テレビを見ながら、ぼけっとしてるときに、、、などなど、時間があるときに鶴を折った。
時にはぼけーっとしすぎて、不細工だなぁ、なんてものができてしまうこともあったけど、「シルヴィアの幸せのために」と気合いを入れ直して心をこめて鶴を折った。

会うたびに、折った鶴と新しい紙の束とを受け渡しあい、先週は「あと103羽!」と言っていた。
昨日、私の持っていた分を折り終わった。
何羽折ったかな。300羽くらいあったかな。
シルヴィア本人とシルヴィアのお母さんが折ったものがあるから、これで1000羽になるはず。

こんなに折ったの、本当に初めて。
少し気を抜くと、本当に不細工で、頭も尻尾も重そうな鶴になってしまう。願いをこめないと美しく仕上がらない。

あとは、彼女が糸を通してバランスよくつるすだけ。(これが一番大変かも)
月末、街の小さな元教会(今はギャラリーになっている)で、互いの家族だけで小さな結婚式を挙げるのだそう。

実際の会場を見れるかどうかわからないけど、天井の高い教会にうまく飾り付けられますように。

お手伝いできたので、私も幸せをおすそわけしてもらった。

シルヴィア、お幸せに!


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