Friday 7 March 2014

バスで友達がでけた!

たびたびバスネタを載せておりますが、、、。

つい先日、私も「バスで終始しゃべり続けるデビュー」なるものに至る友達が!

これまでにでてきたアフリカ系の底抜けに明るい女性でもなく、運転中に写真の見せ合いっこをする運転手でもおばはんでもなく、、、。

これまで会ったか会ったことないか?っていう運転手さんと!
(そう、運転手と友達になって運転手中に30分ほどしゃべり続けた私なんですけどね、、、)

私が乗るバス停は、バスが角から曲ってきたところにすぐある新設されたバス停。
そこは同じ方向に行く道路が二車線。当然、バスは歩道寄りの車線に入るはずなのに、、、。
この運転手、待っている、しかも手を挙げて合図してる私を無視して、向こう側の車線に入り、次のラウンドを曲ろうとしていた!

ヤバい!
と思って、バスに駆け寄り、ドアをガンガン叩いてみた。
ドアは開いて「何やってんだよ! 危ないじゃないか!」と一発。

いやいや、何やってんだよってそれはこっちのセリフで、、、。何でバス停で待っている人がいないか確認しないのかな。
「そこのバス停で待ってましたよ! 何で止まらないのよ!」と私も負けませんよ、そりゃ、これが最終バスなんだから。

運「ダメだよ、あんなとこで待ってたら」
私「バス停でしょ? あそこは!」
運「何で次のバス停で待たないんだよ。次のバス停の方が停まりやすいだろ! ここはすぐに車線を変えなきゃいけないから大変なんだよ」

私(怒! 何の言い訳だ、このおっさん!)

私「他のバスは停まってくれますよ! いつもあそこで待ってるんだから! ここの方が家から近いんだから、何で遠いバス停まで行かなきゃいけないの?」
運「何分待ってたの? 仕事は何時に終わるの?」
私「これから仕事に行くんですよ。5分前くらいからちゃんと待ってましたよ、私!」
運「あー、ごめん、ごめん。悪かったよ。でもな、あっちのバス停の方(私には遠い方)が見やすいし、停まりやすいんだよ」

(↑運転手の都合優先かいっ!)

切符の打刻をしたくて打刻の機械に挿しても動かない。よく見ると電源が入ってない。
私「これ、壊れてんですか?」
運「あ、あんた、切符もってんの、、、?」

バカにしとんのかーーーーー!
すぐに打刻機の電源をつけてもらって切符に打刻。運転席のスイッチひとつで電源入るじゃん! つけとけーーー!

運転手は運転を続けながらこんなやりとりをしつつ、、、。
どう考えても、運転手が悪いでしょ?
もう面倒だわーと思いつつ、後ろの座席に行こうとしたら、、、。

運「ちょっと待ちなよ、どっから来たの?」と。
私「日本ですけど、、、」

これを機に、「まー、そこに座んなよ」と運転座席の近くを指す。
「ごめん」と言い出したころからだいぶ穏やかになっきて、さらに嬉しそうに「日本人と話すの初めてだよー」と。

まー、和解しとくか、と私は運転席の近くに座って、、、。

私が降りるまで30〜40分のおしゃべり突入〜。
初めての日本人ってことで、何でここにいるんだ、何の仕事だ、日本はどうだ、何曜日にこのバスに乗るんだ、、、などなど。

最後には私が降りるときに握手までしてしまった〜。
運転手と握手して「ありがとね」なんて初めてだよ、私には。

この日の帰りは遅いので、相方が車で迎えに来てくれる。このことを話すと、、、。
「運転席の上の方に"運転手に話しかけないで下さい"とか書いてなかった?」と。
あぁ、書いてあったかもねぇ。一応イタリアでもそういう注意書きはあるらしいし。

とにかく、この日はイタリア人デビューした気分だった。
何って、大声で他愛ないおしゃべりを続けることに。運転中だからある程度の声をあげないと聞こえないしさ。

そして翌日。
その日は午後のヨガクラスのため同じ路線に。
行きはよく見る寡黙な運転手。
そして帰りは、、、昨日の運転手、エウジェニオだー!
乗るときに挨拶をしつつ、さすがに通勤時間帯なので乗客が多いから私も適当なところに着席。
静かにバスはいつもの路線を走る。

私が降りるところは、ほぼ全員が降りた後のひとつ先。割と最後のほうなので、乗客はいつも私ひとりか2人ほどしか残っていない。

ほぼ全員が降りる駅前のバス停を過ぎたところで、この運転手エウジェニオが「おーい、どこにいるのー?」と声をかけてきた。

昨日あれだけおしゃべりしてりゃ、もう今日は"友"。
「ここだよー。次で降ろしてね」と運転席の近くにいってお願いする。

運「今日もヨガしてきたのかー?」
私「うん、してきたよー。またね〜」とバスを降りる。

切掛けってこんなもんなのね。

このエウジェニオ、ちょいと他の運転手と違うところがある。
他の運転手、定期を購入して乗ってくる客の定期まではチェックしない。
でも、彼はチェックするのだ。乗ってきた客に「チケットは? 定期なら見せろ」と。
イタリアのバスでここまでチェックする運転手は正直見たことがなかった。だって、切符をチェックするのは他の担当員がいるから。よく聞く、突如現れるチェック係だ。
でもなぜかチェックを自分でするエウジェニオ。
常連のおばはんがひとり、「定期、私持ってるわよ」とエラそーに無視していったけど、他の人たちは顔なじみでもきちんと見せている。
あぁ、機能しているって(イタリアでは)すばらすぃ。

次回はいつ会うかしら、エウジェニオ。
私もバスでしゃべり続けるイタリア社会にデビューしてしまったのだ。どうかお願い、事故だけは起こさないでねーと思いつつ。




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