Monday 9 June 2014

まさかの乳糖不耐性

何をどう間違えたのか、今となっちゃ覚えていませんが、どうやら乳糖不耐性(ラクトース不耐性)でした、、、。

もともと腸が悪いんですよ。小さい頃から毎度お腹を壊し、それ以外にも腸に持病あり。特有の症状が出ることは少ないので、この持病に関しては良くもならず、悪くもならずで20年ほど適当に過ごしている中、ようやく、乳糖不耐性とセリアック病の検査をしましょうと言ってくれた先生がでてきた。
今まで、日本でも何でこの検査をしなかったのか、、、。20代後半くらいから鼓腸が気になっていたものの、日本で消化器科の先生に相談しても「うーん、わからない」というだけ。何もテストもしてませんでした。(←調べもせずに、「わかんない」と言い切った先生が二人もいたし。)
(※ネットで調べたところ、どうやら日本ではあまり厳密な検査しないようですね。乳製品を避けて下痢をするかしないか、程度の判断みたいです。農耕民族だったアジア人には乳糖不耐性が相当多いらしいので、この対応には少し驚きました。)

それで去年の夏に乳糖不耐性とセリアック病の検査をしたわけですが、、、。(イタリアで、です。)
セリアック病はどうやら白。問題なし。

ところが乳糖不耐性の結果を読み違えていた私(と相方)。

今日、別の用事でホームドクターのところに行くと「何か不耐性もってる?」と聞かれ、「セリアックと乳糖は白です!」とはりきって返事して検査結果の紙を見せたところ、、、。

「あら、あなた乳糖不耐性よ」と。

あれれ? そうなの? そうだったの? あ、見間違えてる!

私たちがもらうテスト結果には、標準値から外れるとアスタリスクがついてわかりやすくなっているから、そのテスト結果にアスタリスクがないから大丈夫と勝手に勘違いしたのだ。
よく見ると、血液検査で調べた二つの数値の差が20以上であれば耐性があるというところ、私の場合、差が5しかなかった! ありゃりゃ、不耐性だよ。

家に帰って相方に話すと、必ず私のテスト結果に目を通す相方も見間違えていたと驚くほど。

なんだかこれまでの病歴も、これが原因の一部だったような気がする。単純に言えば、これがあったために、消化吸収が悪く、自己免疫がうまく働かなかったのではなかろうか。だから奇妙な病気をする。
でもアジア人の9割が乳糖不耐性と書いているウェブサイトもあるから、変な病気をする私の場合、これだけが原因じゃないんだろうなぁ。

というわけで、本日より、食事に気をつけなければ。
次のものを摂取しないように、という簡単なリストをもらった。
・牛乳全般(ただし、乳糖を含まない製品もあり)
・牛乳パン、クッキーやビスケット(ギャーーー!)、お菓子(焼き菓子のこと?)、ブリオッシュ(日本で言うクロワッサン)、ジェラート、飴類(おそらくキャラメルのこと?)、チューインガム、牛乳入り飲み物、チョコレート(き、厳しい、、、)、チョコレートドリンク(ココアとか)、牛乳クリーム
・乳糖入りのチーズ全般
・バター、生クリーム
・インスタント製品、牛乳入りピューレ
・市販のマヨネーズ
・モルタデッラ(ハムの一種)、フランクフルトソーセージ(イタリア語で言うWürstel)
・乳糖入りの薬品

元々、牛乳嫌い、生クリーム嫌い、クリーム系のアイスは嫌い(ジェラートは基本フルーツ系)。
ヨーグルトとチーズ、塩味のあるクリーム系料理(ホワイトシチューやベシャメルソース)ならば食べてきた私。もともと私の味覚が乳製品の半分近くを拒否していた様子。チーズを食べると言ってもイタリア人のように大量にチーズは食べないし、バターも自分では料理にほとんど使用しない。
チーズはできたてのぷるんぷるんのチーズではなく(モッツァレラとかではなく)、ある程度の月日を寝かしたもの(パルミジャーノ、エメンタールなど)なら大丈夫という。だから基本的には問題ないかと思いつつも、、、。

チョコレート、クッキーがだめと言われると、、、。涙。
先日、大好きな、そしてたまにしか食べないショートブレッドを買ってきたところだというのにぃ! バターたっぷりじゃーん!

保存料にも乳糖が入っていることは多いので、しばらくは食品選びに慣れるまで時間がかかりそうです、、、。(家で全部作れって?)

それにしても、牛乳を飲んだだけでは(小学校の給食で「残してはいけません」という先生の場合、無理矢理牛乳を飲んでいた)お腹がごろごろしたり、下痢をしたりすることはなかった私。だから気にもしなかった。しょっちゅう緩くてわからなかっただけかしら、、、。
今日のホームドクターの話では、症状は即座に出るものだけではないということなので、私の場合、遅くでるタイプなのかもしれない。

というわけで、ヨーロッパに住み始めてお腹の調子が、、、と感じられてる方、チーズやバターが増えていませんか?
イタリアはオリーブオイルの国なので安心ですが、ほぼ何にでもくっついてくるチーズ。スタジオナートならばラクトースは少ないので、スタジオナートを選びましょー!

4 comments:

  1. Totoさん、不調の理由がちゃんとはっきりとしたという意味ではよかったですね。わたしは最近は時々はジェラートも、モッツァレッラが載ったピザを食べたりするものの、花粉症を悪化させるというので牛乳や乳製品を避けています。賛否両論も極端でいろいろ意見が分かれるのですが、わたしはアジア人のわたしたちは遺伝的に受けつけないというだけではなく、北欧で乳製品の消費の多い人に乳がんの患者が多いとか、牛乳は牛の子供のためのものであるし、人間には赤ちゃん用としても、母乳に比べてカルシウムの含有率が高すぎるとも聞き、結局は取らないなら取らないにこしたことはないと思うようになりました。牛乳を買うのは来客のためだけで、わたしたち用には、買うとしても豆乳(これも、豆乳は酸性が強くて、アルミパックの中のアルミ成分が溶け出しやすいのだそうで、なんともいえませんが)やlatte di risoを選んでいます。チョコレートはブラックチョコレートでも乳糖が入っているのでしょうか? ホットチョコレートは、純粋なカカオ、cacao amaroに少しずつ豆乳などを加えて温めてもできますし、クッキーやケーキも、うちはお義母さんにならって、バターの代わりにオリーブオイル、そうして花粉症対策に、牛乳の代わりに豆乳や果物をしぼった汁を使って焼くのですが、それでも十分、あまり差がないほどおいしくできますよ。工夫すれば、手間はかかっても、お好きなものは食べられますから、ご安心を。食べないほうがいいと知りつつ、こう暑いとジェラートの誘惑にはついつい負けてしまうわたしです。お互いに気をつけましょう。

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    1. なおこさん、
      そうでした、なおこさんの花粉症対策はブログで拝見していました。小さい頃から牛乳を飲まなかったのでなんやかんやと言われたことはありましたが、随分前にアメリカで活躍する日本人医師が書いた本で「牛乳は仔牛のためのもの」と書いてある文を見たときに、その通りだ!と納得したことがあります。わが家も必要なときは豆乳派です。ココアドリンクも飲みたいときは豆乳で作ってますよ! 年に数回しか飲みませんが。ラクトースのことを考えてというわけではなく、6〜7年前から(外食、招かれたとき以外は)基本的にベジタリアンなので、ヴィーガンに近づくためクロスタータやクッキーを焼くときもバターの代わりにオリーブオイルを使ってました(年に1度か2度、気が向いたときに作るだけです、、、)。少し硬めに感じるけれど、それはそれ、と楽しんでいます。果物のしぼった汁でもできるんですか? それは知らなかった! 今度試してみます!
      「制限」と言われると辛いですが、もともと乳製品の摂取量は少ない方かと思うので、私はチョコレートだとか隠れラクトースに注意ですね。

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  2. ええええ…私この病気にかかってしまったらこんなにたくさん食べ物我慢できるか自信ありません…ジェラートなんて毎日食べても良いくらい好きなのに(泣)
    totoさんチョコとクッキー以外は問題なく我慢できるのならまだちょっとは安心ですね。。いつまでですか?この我慢は?数日後には痩せてしまうのではないかと心配です。。

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    1. yuminaさん、
      これ、病気というより体質みたいですよ。アジア人はほとんど不耐性らしいので、症状の大小は違えど、気づかずに過ごしているだけかもしれません。たとえばyuminaさんの花粉症とか、、、? 上にコメントをいただいているなおこさんは、花粉症対策で乳製品を避けて効果アリとのことですし。
      ジェラートもチョコレート、チョコミント以外はクリーム系をほぼ食べないんですよ。なので、ジェラート屋でも目が行くのはフルーツ系のみ。だから不思議とショックを受けてないんですよ。チョコやクッキーは無性に食べたくなることがあるけれど、今の今は無性に食べたい時期ではないから、それほどショックでもなく、、、(あ、強がりかも)。
      義母も義姉もその息子も乳糖不耐性。義母いわく、改善するとのことだけど、改善しても乳糖を摂取したら元に戻るだけなのではないかと。
      私の場合食べてすぐにお腹を壊すということもないので、今後の対策に早速酵素の錠剤をネットでオーダーしました。前も飲んでいたけど、なくなると忘れちゃうんですよね。

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