Wednesday 2 July 2014

母の愛はプライスレス

わが家の洗濯物を干すスペースは屋上にある。アパートに住んでいる5家族共用スペースだけど、わが家だけベランダがないので、小物以外はここに干しに行っている。

一昨日、干しに行っている隙に郵便が届いて不在票がポストに入ってた。
大概、夜に作業する相方は夢の中。玄関のブザーが押されようと、99%気付かない。
(ちなみに、起きてて相方の仕事部屋にいるときでも聞こえにくいようで、ほぼ気付かない。毎度毎度、ちっと舌打ちする瞬間なのだ。)

不在票を見ると、海外からのお届ものの様子。今のところ待っているのは、母に頼んだ日本から届く荷物と、アメリカの通販で注文したサプリ。

どっちだろうか。郵便局に受取りに行かないとわからない。

昨日、早速郵便局に受取りに行くと、出てきたのは母からの荷物。わーい!

「15.90ユーロです」

「…」

ガーン! お財布の中には15ユーロあるかないかくらいだったかと、、、。なかったら受取れない!

お財布を見る。ギリギリ、16ユーロちょっとあった! セーフ!

でも実際、不本意。
よくわからんのだ。関税がかかるときとかからないときがあるのはなぜ?
今回は母はバカ正直に内容物の値段を記載した。合計6500円ほど。何にかかったんだろうか。
本1冊、お茶4パック、おもちゃ2つ(もちろん電池なし)、アンパンマンムヒパッチ(これがメイン)、葛根湯(ご丁寧に地元の郵便局の指示で、Chinese medicineと書いた母、届いて良かった、、、)、以上。
面倒なので今税率を調べてないけれど、全体で約35%の関税を取られている。(手数料込みだろうけど)
むむむむむむ、、、、。正直、イタイ出費なのだ。

悶々としながら、荷物を小脇に抱えて帰ってきた。歩きながら「母の愛はプライスレス、母の愛はプライスレス」とつぶやきながら。

この季節の必需品、ムヒパッチを通販で買って、それを母に送って欲しいと頼んだのは私。せっかくだから、他のものを入れてくれたのは母。麦茶、嬉しいわよ、もちろん。葛根湯だってありがたいよ、本当に。愛は、そりゃもう、プライスレスよー!

でも、何もお咎めなくスルーして届く似たような荷物と、関税を要求される荷物の差は何ナノだろうか、、、。

しかも、これまで関税を取られて、明細をもらえたのは一度きり。求めても「これしかないのよ」と郵便局側に持って行かれる。何にいくらかかっているのか知りたいんだけど。
領収書もないってどうなの?

調査不足もあるけれど、郵便局で局員相手に騒いでも何ともならないのは確実。それに受取りたいという気持ちが先だし。

せめて、不在票に「関税がかかるよ」くらい書いておいてくれてもいいのに。前は走り書きで書いてくれたのに。

ぶーたれる毎日だけど、「家族の愛はプライスレス」をテーマに乗り切るしかないわ。

今回は2週間で届いた小型包装物。母の愛に免じてここんとこは褒めてあげようじゃないの! イタリア郵便局!

2 comments:

  1. Totoさん、愛情がたっぷりこもった贈り物はうれしいけれども、理不尽でしかも詳細の分からない関税は困りますよね。届かなかったとか中身がなくなっているという話も聞くし、わたし自身、せっかく日本から贈っていただいた封筒を破られて、盗られてしまったこともあって、幸い手紙は残っていたので、助かったのですが、いろんな意味で、こういう郵便事情は困ったものです。

    Amazon日本に頼む場合は、以前FederalExpressが担当していたときも、最近まで担当していた(今もでしょうか)DHLも、通関手続きの手数料として7~10ユーロ取っていたように記憶しているので、大半はその手数料でしょうが、それにしても明細がないとは困りますよね。わたしはもう7年前の話ですが、通信教育の教材が届いたとき、売り物と勘違いされ高らか通信教育の全体費用の20パーセントで、200ユーロ近く関税に取られ、それも、受け取ってくれたのが義家族であったために、何も言えず、あとから取り返そうとして、いろいろ問い合わせたのですが、ようやく郵便局側から返事が来たときには、返還を要求できる期間がすぎてしまっていました。(というより、それをねらわれていた、というか。)同じ時期に同じ通信教育を受講した同じ町の友人が、やはり高額を請求されて、自分用といって30ユーロを払ってすんでいますので、やっぱりいいかげんで困ったものだなと思います。

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    1. なおこさん、こんばんは。
      通信教育全体費用の20%! びっくりです。さらに「自分用」というだけで30ユーロになったのも、どこがどうなってそうなったのか、、、。関税って本当にわかりにくい。通関手続きの手数料も高いですよね! (とはいえ、前にFedExやDHLと同じような仕事をしていたので、回収したお金から給料をもらっていた立場なのですが、、、。部署は全く通関に関連しない部署なので、関税のことなどはさっぱりわからないです。)

      郵便物を開けられた経験はイタリアではなく、日本であります。ずいぶん昔ですけど、受験の頃に友達が封書で送ってくれたKitKat(キット勝つ!です)が開けられて、チョコだけ盗られてました。チョコってわかってて開けられたいたずらだったのか、、、?
      今の家は日中はポストが人通りがあるところにオープンになっていて、誰でものぞけます。時々、ポストに入らない小振りな荷物をポストの上に置いてかれるのですが、同じアパートの誰かが見つけたときに、住民ではないと入れない内側に入れておくようにして気をつけています。でも、いつ盗られてもおかしくない状況ですね。

      本当に郵便に関しては、毎度毎度、悩まされます。届かないことも覚悟して郵便を出すって、、、こんなにストレスになることだったかしらって思います。

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