Thursday 30 January 2014

イタリア人がお節介なのか、私の心が狭いのか?

時に翻訳(英日)のお仕事をいただく。
今日も短い文を翻訳していると、友達からSMSが来た。

そしてふと思い出した。
この友達は、イタリア人だけど日本語ペラペラである。時に間違いはあるものの、日本語能力はかなり高い。

その友達と数年前、
友「元気? 仕事はどう?」
私「うん、今翻訳の仕事で立て込んでてね」
友「手伝うよ。どんな翻訳?」
私「英語から日本語で、ビジネス系」
友「手伝うよ!」

「大丈夫だよ」とやんわりと断りましたが、イタリア人に英日の翻訳を手伝ってもらったら、私のプライドはちょっと傷つくよなぁって感じたのが本音。

翻訳は訳をする言語(この場合日本語)ができてやっと入り口にたどり着けると思っている。(だから、日英の翻訳は滅多に引き受けないし。)

友達はきっと親切心で「手伝うよ」と言ってくれたのだろうけど、彼女の性格からしても、投げ出すのもちょっと目に見える。

なぜ「引き受けきれないことを親切心だけでオファーしてみるのだろうか」。いわゆる、『親切の押し売り』。

これ、実はうちの相方にも言える。

たとえば食事の量。
相方は180センチで100キロ超え。もちろん私よりも食べる量は多い。
それなのに、お皿には同じだけ盛ってくれちゃうのだ。
そして、私も「NOと言えない日本人」代表(←いや、あちこちでNOを言いまくってますが)。出されたものは残したくないのだ。どこかで先生か誰かに言われた「食べきれないのなら箸をつけるな。最初から少なく盛れ」が頭にこびりついてるから。
実家では残すこともあったけど、基本的によそ様では残せなかった私。いいんだか、悪いんだか、、、。

何度言っても、かなりの間、相方が盛るときには同じ量を盛られてきた。
「残せばいい」と言うけれど、その前に体格を見て、相手とコンタクトしてから適量を盛ることも覚えたら?とも思う。(最近、やっと覚えてくれた。)

それから、自分たちが出かけなければいけない予定があるのにもかかわらず、自分の家族に対して「買い物に行く用事があったら代わりに行ってあげるよ」といった声をかける。
そばで聞いてる私は「なぬ?出かける約束したのはどうするんじゃい!」と一瞬にして心にメラメラっと火をつけずにいられなくなることもしばしば。
そんな用事を引き受けることを申し出たって引き受けられないのに。申し出るのは、ただの親切心。
相手が手伝ってほしいと求めているときに手を貸すのではなく、先に申し出るので、大概は相手も用事を頼んでこない。だからややこしいことにはなっていないけど、「私と出かける用事はどーでもいいわけ?」と苛立ちを感じずにいられない。

さて。
親切心で最後までできない(もしくは言うだけでやらない)ことを申し出るイタリア人がただのお節介なのだろうか。
それとも、ひそかに「できないことを口にするんじゃねぇ」と親切心を押し返そうとする私の心が狭いのか。

ひとつのSMSでこーんなに考えてしまったのでした。

Wednesday 29 January 2014

ガス屋のチョコは甘いか、苦いか



イタリア在住の方で、ここと契約をしている(したことがある)方は、このロゴを見てすぐにわかるでしょう。

このロゴが入った封筒が自宅ポストに入っていると、私と相方は「捨てられるものなら捨てたい」「見なかったことにしたい」と思うもの。

こちら、イタリアのガス会社のロゴ入りチョコです。


ガスや電気を輸入に頼るイタリア。(逆に原発を持っていないことは誇っています。)
とにかく、高い。

暖房を使うこの時期、ガス代はとんでもないことになります。
光熱費は大概、2〜3カ月分まとめて届くのですが、夏場と冬場を比べると1回の請求に10倍くらいの差が出ることも(日数で比べてません、1回の請求分です)。

ビンボーなわが家は、この時期にガスの請求書を見ると、まずはため息。
1回で払えないし、払えたとしても買い物も家賃も滞ってしまうので、ガス屋のオフィスに行って分割払いの手続きをしてきます。

昨日も相方に行ってきてもらいました。
帰ってきてポケットから取り出したのは、写真のチョコレート。

こんなんを作って、どこに配ってるのだろうか。こんなのを作るくらいならば、ガス代を安くしてくれと私は言いたい。

これはガス屋の窓口の人が相方にくれたわけではなく、手続き中にテーブルに置いて合ったものを相方がもらってきただけ。
そして「(こんなに高いガス代を請求する)ガス屋のチョコだから甘くないよ、苦いはずだよ」と言って私にくれました。
同じような嫌味を、もしかしたらガス屋にもぶつけてきたかもしれませんねー。
あぁ、そんな嫌味をぶつけたくらいじゃガス代なんて安くならないのに。でもそんな一言でもぶつけにゃ帰れないビンボー消費者の心理。

前は冬が終わった頃に冬場のガス代を一気に請求されて、アパートの住民で「お宅もきた?」と大騒ぎしたことがある。去年の秋にも同様に大騒ぎした。
だって、(田舎町の)家賃より高いこともあるんだもーん。払えるわけないじゃない。
最近は、その家賃より高い数字は2回に分けてくるようになったけど、それでも大変な私たち。
大騒ぎして、明細をよーく目を凝らして見たとしても、こんなシステムにしたのはどこの天才(○○とは紙一重)だ?と怒りたくなる誰も理解できない換算方式。
ひょっとしたらこの請求書は何かの間違い?と思って、明細を見たとしても、分かりえないまま放ったらかしになり、ガスを止められちゃかなわんとばかりに払うしかないのだ。

稼ぎの少なさが悪い? 全体的に収入に見合わない支出のイタリア社会が悪い?
どっちもどっちだけど、断然、後者だと思う、、、。

実際、甘いチョコでしたけどね。




Tuesday 28 January 2014

水難の日だったかもしれない。

昨日からうちの壁についた暖房の上には、ネズミが一匹と、iPad miniのカバーが干してある。乾いたけど。

ネズミって、ぬいぐるみですよ。


昨日の朝、ヨガの練習をしているときに、猫がスタタタタタタタと駆け回って遊んでいるなーと音と気配でわかっていたのですが、練習を終わって見てみると、唯一遊んでくれるぬいぐるみが水飲み皿に水没。きっと放り投げて偶然入ったんでしょ。

というわけで、洗って暖房機の上に干してました。

そして夜。
相方が子供以下の妙な行動を取り出し、私が机に広げていた本、ノート、iPad miniなどに向かって、煎れたばかりのお茶を倒し、どしゃーっぶちまけた。わざとではないですよ。目の前にマグカップがあることに気づかなかったんだとか。気付けよ。

iPad miniはいつもスリーブタイプのケース(←手作り、キルティング入り)に入れていて、このときは下にこのケースを敷いていたので、流れてきたお茶はケースが吸い取りiPad mini水没は未遂に。あー、良かった。水没されたら泣くわよ、私。

本も偶然にも机の面に接している表紙がビニールプラスチックというテキストだったので、ほんの端っこのみが濡れたくらい。
あー、良かった。お茶が上からこぼれたのではなくて。

スリーブケースだけを洗って、また暖房機の上へ。

便利よねー、この時期の洗濯物を乾かすには。

水難といえば、イタリア各地で起きている水害。
iPadが水没するしないくらいで騒いでいる自分がちっぽけな心の持ち主なようにも感じてくる。私の目の前にある問題は、案外小さいものなのだと捉えれば、少し前向きになれるような気がするぞ、うん。

Thursday 23 January 2014

デートの邪魔をすると痛い仕打ちが待っている

わが家の女子猫ですけどね。
毎朝、雨戸を開けた後、寒いのですぐに閉めるのですが、「外に出たい」とばかりに、窓にかけてあるカーテンをボリボリとひっかくんですよ。
完全家猫なので、外の空気を浴びるのはこれくらい。だから、窓の外に出すのですが、窓の外には鉄柵があって、その向こうは中二階の高さ。普段から外で遊び慣れていないうちの女子猫は降りれません。

いや、その前に、ここ数年はデブ化まっしぐらなので、鉄柵の間をくぐり抜けられなくなりました、、、。


これは2年くらい前(かな?)の写真ですが、右手前がうちの猫。
向こうのトタン屋根の上にいるのは、裏の家の猫(オス)です。

うちの猫より2年くらい若くて、このときは小さかったけれど、今ではそれなりのサイズ。
時々、こうして見つめ合うデートが続いてました。

そして一昨日の朝。
この裏の猫がトタン屋根からうちの窓まで跳んできた!

びっくりしたのはうちの女子猫。
「フギャーーーーーッッ!」と鳴いて、半分閉じていた窓(観音開き)を叩いて部屋に飛び込んできた。

私は箒で床を掃いていたのですが、この鳴き声にはびっくりして見てみると、鉄柵の向こうに裏の猫が。
えぇぇぇぇぇーーー! 跳んできたのーーー?

そこそこの距離があるし、トタン屋根よりもうちの窓の位置の方が若干高いんだけど。

窓枠の向こうに静かに座っている裏の猫。鉄柵から指を出すとぺろぺろと舐めてくる。
でもうちの女子猫が興奮するので家に入れるわけにはいかないので、どうしようかと考えていると、、、。

飛び降りた。あ、降りれるんだ。(降りれないのは、うちの女子猫だけか。)

そして昨日の朝。
いつものようにうちの女子猫が外に出たいというので、トタン屋根にヤツ(裏の猫)がいないことを確認して窓を開けて、またいつも通りに、(寒いので)猫が簡単に開けられる程度に軽く窓を閉めておいた。

そしてお湯を沸かしていると、、、。

「フギャーーーーーッッ!」

また来たっ!

うちの女子猫は窓を開けて家に跳んで入り、窓のところを見ると、鉄柵に裏の猫が全身でしがみついてる。

昔、こんなゲームあったよねぇ。
TBSの東京フレンドパークのウォールクラッシャー(今、名前を調べた)。
あれを思わせるほどの飛び付きぶりを見せる、ぶらさがり状態の猫でしたよ。

静かに鉄柵から降りて、また窓枠のところに座った。
興奮している様子もそれほど見られない。指を出すとまた舐める。
どうしようかなぁとまた思って、手を出したら、、、。

がぶっ!

両手で掴まれ、噛まれた!

指は良かったけど、手はダメだったみたい、、、。一瞬にして興奮させてしまった。
今、私の手首の周りは、点々と、爪の跡、歯の跡、ひっかき傷が一周についている。

「指をなめときゃ、調子に乗りやがって。手を出すくらいなら、女子猫出せ!」って感じだったんでしょうかねぇ。うちのデブふっくら女子に会いに来た男子の必死のお願いだったのかも。うちのは箱入りだから、そんな急に跳んできてアタックしちゃダメなんだけどなぁ。

今朝からは、しばらく見つめ合いデートも禁止。
外に出たいときは、もうひとつのトタン屋根から遠い方の窓から出すことにします、、、。手首の傷を見ると、猫の恋路は邪魔しちゃいけないと思いかえすばかりだわ。

Sunday 19 January 2014

なんか、ムッとするんだよね

大したことないと言われれば、そんなことです。

捉え方次第と言われれば、そんなもんです。

でも、今日の私には、インターネットで見ているページからこんなメッセージを返されたら、なんか、どうしても、たまらなく、ムッとするんだよね。


この色の感じから見て、すぐにピンと来る方もいらっしゃるでしょう。

そう、アリタリアのサイト。

「おおっと。あなたが探してたページは、飛んでっちゃったよ!」って。

えぇぇぇぇ? イタリアンジョーク?

年末に帰国したけど、3月に短期でまた帰国することになって、この短期間で2度(しかも次回は2人)は、さすがに好きな航空会社を選べる立場でもなく、価格に敗けて選んだアリタリア。
50ユーロくらい高く出してもアリタリアには乗らないと思っているほど(100ユーロほど差が開いたらアリタリアにするけど)、これまでイタリア国内便のただ一度しか利用したことがなかったアリタリア。
(食わず嫌いくらいの、乗らず嫌いなので、アリタリアに個人的な因縁はないけど。)

今回は敗けた。さすがに、ニュースレターで15%OFFのコードが出ていた(2013年12月初めくらい)ので、これには敗けた。日本往復一人515ユーロほど(割引後)。敗けるでしょ。最近は欧州系でこんな価格を見ないし。
前回日本に帰ったときは、ルフトハンザの20%OFFコードが出ているときで、冬場で600ユーロ。ルフトハンザは割と好きなので飛びついた。(乗ってみたら機体が変わっていて残念だったけど。)
600ユーロでも割と安めなのに、500ユーロ前半と来ちゃ、しかも帰らにゃならんってときには、飛びつくさ。
※価格はサーチャージなど込みです。

オンラインで無事に手続きを済ませたのはよいものの、、、。

不思議なことに、乗り換え含めて往復で3本乗る飛行機のうち、予約時には座席予約を1本しかできなかった、、、。なぜ?
ミラノ→ローマ、ローマ→成田、成田→ミラノという構成だけど、ミラノ→ローマしか座席予約が出てこない。

どうせなら、座席をとってしまいたい、と思って、何度かアリタリアの予約確認できるページをサイトで探したけれど、、、。

な・い、、、。

オンライン予約できるくせに、オンライン確認ができない? そんなのあり?
日本のアリタリアサイトで見ても、わからん。
アリタリアのマイレージプログラム、ミッレミリアは持っていないので、個人ページにはログインができない。予約時に使用したメールアドレスがgmailなので、それを利用してログインしようとしても、個人ページに行く前に「ミッレミリアに入会」を求められる。

マイレージプログラムすら入ろうと思わないくらい、アリタリアは避けているけれど、マイレージくらいよかろう、と思って作ってみた。メールアドレスと予約状況がうまくリンクされて、予約確認ページに行けるのではないかと一縷の望みを抱いて。

つながるわけないやーん。

もう諦めるかと思ったところで思いついたのは、イタリア語で「アリタリア 予約確認」をググること。

超簡単に出てきた、、、。検索のトップの方にアリタリアのサイトの予約確認ページが出てきた。

あるじゃーん。何でこのサイトへ簡単に飛べるリンクがトップページで見つからないの?

で、予約番号でログインして無事に予約確認。
でも、座席指定はイタリア国内便にも出てこなかったけどね。

右上に、『国と言語の変更(イタリア語で書いてある)』リンクがあるから、クリックしてみた。
イタリア語で読めないわけではないけれど、英語の方がまだまだいいのよ、私。
だからクリックしたんだけど、、、。

出たのは、冒頭のメッセージ。

飛んでったってどういうことよー。つまらん冗談言うなー!

この間、アリタリアの予約確認をググってた際に、いろいろなよろしくないエピソードを発見。
いずれ、フライトミールの指定に電話しようと思ってたけど(こちらは電話してくださいって書いてあった)、電話して実は「予約が間違っている」なんてことがありませんように。

Saturday 18 January 2014

初めて開かされた手荷物(空港にて)

雨続きの北イタリア。どーにかしてくれっ。
土曜にプライベートヨガレッスンを受けてくれる方は、年末年始後、仕事が忙しくてなかなか時間が取れない様子。年始に長く休暇を取っていたので、かなり仕事が溜まっているらしく、本当はヨガしたいんだけど、、、とキャンセル。

というわけで、暇っ。

やることいっぱいあるようだけど、手に付かないというのはただの言い訳。

でも、ブログを書いちゃう。

先月、日本からイタリアへ戻ってくるとき、ルフトハンザを使ったのでフランクフルト空港で乗り換えました。
これまでにも何回か行ったことある空港で、荷物検査のチェックが厳しいことは感じてましたが、今回は、初めて手荷物を(ほぼ)ぜーんぶ開けさせられました!
どこの空港でも、これに当たってしまったのは初めて!

開けたのは、税関チェックのところ。
日本から到着して、ヨーロッパ線のターミナルへ移動する間にあるところ。
止められたのは、荷物をX線で通してピーッと鳴るゲートを通るセキュリティチェックではなく、その後の「申告が必要な人は申告してください」の税関のところ。

若いお兄ちゃんに止められた。
「申告するものありませんか? ない? でも、荷物チェックです」とな。

電気製品を見せときゃいいだろう、と思って、カメラ、コンピュータ、iPadを取り出してみた。
税「どこに行くのですか?」
私「ミラノです」
税「旅行ですか?」
私「いえ、イタリアに住んでいます」

滞在許可証を出して、取得日と期限をチェック。物足りない様子。
税「これじゃなくて、身分証明書はありますか?」
私「あります」とCarta d'Identita(イタリアの身分証明書)を見せる。
税「そうそう、これが見たいんですよ」と。滞在許可証じゃないのは何故なんだろう。

税「では、2010年からイタリアに住んでいるのですね?」
私「はい、そうです」

税「このカメラはどこで買いましたか?」
私「今回、日本で買いました」
税「いくらでしたか? 領収書はありますか?」
私「領収書はありませんが、ユーロにすれば220ユーロほどです」

そして税関担当者同士で「これ、一眼じゃねーの?」と言い合ってる。
それを聞いて、
私「大きいけど、一眼ではありません。コンパクトカメラの一種です。レンズ、取れないでしょ?」
納得してもらえる。

次にコンピュータ。
税「これはどこで買いましたか? いつ買いましたか?」
私「2010年の終わりにイタリアで買いました」
税「証明できますか?」
私「(できるか、ボケッ!)できませんけど、キーボードに日本語がないでしょ。」
税「モデル番号はどこでチェックできますか? 起動してください」
私(コンピュータを開いて起動して、モデル番号を見せる)「これだと思いますけど」

そしてまた税関担当者同士で「薄汚れてるぜ、このコンピュータ。新しくはないはずだ」みたいなこと、言ってる。
余計なお世話じゃいっ。

次にiPad mini。
税「これは、いつ、どこで買いましたか?」
私「去年、イタリアで買いました」
税「起動して、モデル番号を見せてください」

そして、持ち込み用スーツケースの中身を、上から少しずつ私に移動して中を見せるように言われ、本をどけると、、、。

税「もういいです」とな。

あ、そっ。
(実は出がけに実家で洗濯してもらったパンツを取り込んで、慌ててそのまま突っ込んできたからあまり掘り出したくなかった。ほっ。まさかこんなに開けるなんて思わなかったし。)

結局のところ、コンピュータ、iPadは、税関担当者がポケットから取り出したメモと照合して、モデル番号からイタリア(もしくはEU内?)で販売されているものと確認。
要するに、日本から高額のものを購入して持ってきたのでなければよい、というわけ。

コンピュータをシャットダウンし、iPadも電源を落とし、出したものをまた詰め、よいしょと荷物を担いで、ようやく免税店などが並ぶところまで行けたのでした。

ひっかかったのは私だけではなく、同じ成田便から乗ってきた日本人団体客の一部も呼び止められて、チェックされてました。時間がかかってたのは私だけだったので、早く終わってくれ〜と必死で心の中で叫んでたけど。申告の必要性がないことは確信してたけど、持ち物開けるって、結構恥ずかしいもんで、、、。

これで勉強したこと。
シェンゲン協定国に入国する際、土産品は430ユーロ相当以下であれば免税。(2013年12月にフランクフルトの税関のお兄ちゃんに言われたこと)

いやー、こういうこと、すっかり頭から抜けてました。自分の国と住んでいる国(シェンゲン国)を往復するという考えが、海外旅行に付き物の免税上限金額を忘れてたのです。
ワインやお酒の本数は気にしてたけど、、、。

面倒だけど、いい経験。
税関で質問されるかどうかは、運なんだろうなぁ。

でもね、たとえばiPad。私のはminiだし、WiFiのみなので、イタリアでも430ユーロ以下。
日本で買ったら(現在は)完全にそれ以下。
チェックしなくてもいいんじゃないのー?





Friday 17 January 2014

イタリアで買う文房具は、、、

はぁ、、、。

またため息をつく瞬間なのだ。
先ほどスーパーでホッチキスを購入。

数年前に購入したものは、どうやっても針が曲って、いじって調整していたら、まっすぐ入るようになったものの、針の曲り具合がどうしようもなく悪くて、留めるたびに裏から押さえないと浮く状態に。
買い替えるか、、、と思っていたら、壊れた、、、。

今回購入したものは、ごく普通のタイプで、セールで1ユーロ(今は140円くらいかな)。しかも、針が一箱ついている!

安いっ!

帰ってきて早速針を入れて、溜まっていた光熱費の請求書などを整理しようと使ってみると、、、。

ガチャンと留めて、何か手応えが足りない、、、。
きちんと留まっている。でも、、、。

握った後、戻ってこないのだ。

所詮は1ユーロなのか、、、。はぁ、、、。


イタリアで買う文房具は、なぜか常に残念なものが多い。
ノート類は非常に高い。学校に通う子供がいる家は、あれを持ってこい、これを揃えろと言われるのでかなりの出費になるらしいので、大変だ。
ペンは袋詰めで大量に入っているものは割安だけど、1本、2本のパックで買おうとすると高い。 (最初は目を疑ったけど、「OSAMA(王様)」なんて、大層な名前がついてるからか?)
私は細字のペンが好きだけど、イタリアで細字のペンはデザイン用具でも見に行かないと見つかりにくいから、日本で買いだめすることにしている。

セロテープやガムテープの粘着力の弱さといったら、この上ない。
ホッチキスも、なぜか針のサイズに一般的なものがないのか、かなりまちまち。替え芯のサイズを間違えようものなら、、、まったく使い物にはならない。

何でなのかな、本当にもうっ。

イタリアの高級文具ブランド『FABRIANO』はオシャレで質のよいものを置いているけど、さすがに高い。特別に気分を持ち物で盛り上げたいときに奮発するくらいか。
(FABRIANOは紙製品が中心なので、それほど必要性はないんだけど。)

子供、学生向けの文具店に並んでいるキャラクター文具は、日本のキャラと比べると、「なんじゃこりゃ、、、」というものばかり。

本屋やちょっとした文具店に素敵なペンを売っているけど、日本でも有名なドイツメーカーやフランスメーカー。

イタリアよ、もうちょっと文房具の質と価格を何とかしないもんかい?
必需品として購入する学生とその親からお金を絞り取っているように見えちゃうんだけどなぁ。

Thursday 9 January 2014

初めて食べた! グルジアのお菓子

私のヨガクラスに来てくれる生徒さん、去年度からイタリア人だけでなく、国際色豊かになってきた。
9月からスタートした2013/14年シーズンも続けてくれているグルジア人のインガが13年ぶりにお里のグルジアに帰っていたので、グルジアのお菓子をいただきました!


なんだろう? 端に紐が。

もうこれは「何ですか?」と言うしかない。初めて見たよ。
インガも「これ、見たことある?」と言って渡してくれた。

こちら、「チュルチヘラ」とか「チュルチゲーラ」というグルジアの典型的なお菓子。まともなグルジア語の発音は、私には無理。(ちなみにグルジア語の文字は、ものすごく特殊。興味があったらネットで調べてみて!)
端にタコ糸がついていて、ぶらさげられるようになっている。
見た目は、そう、サラミ。

ついでにインガが売っている様子を写真で見せてくれた。
店先にこの棒がごてごてごてーっとぶらさがってるのだ。
(売っている様子をブログに書かれている方がいらっしゃるので、「グルジア、お菓子」のキーワードで探すと出てきますよ。)

私がいただいたのは、あんこのような小豆色。
この色は、元となる葡萄ジュースによるとのこと。だから、白っぽいものからもっと濃い小豆色までいろいろ。
ぼこぼこした形は、中にナッツ類が入っているから。

インガがくれたものの中身はくるみ。インガのお気に入りだそう。

どうやって食べるかというと、それは簡単。
スライスするだけ。


こんな感じに。

食べてみると、触感は硬いグミのような感じ。
葡萄のジュースと小麦粉をまぜて作ると言っていたけど、何となく小麦粉の感じもある。
葡萄ジュースの味、するする。なんだろう、これは。ようかんよりはずっと堅くて、味はフルーツグミほどはっきりしていない感じ。説明が難しいなぁ。

相方は、食べたことのない変な味と言っていたけど、なかなかおいしい。
一本をいっぺんに食べるまではいかないけど、ちょっとつまむには面白いのだ。

インガほどひとなつっこい人に会ったのは久しぶりかも。
インガのグルジアの実家では、親戚であろうが、近所の人であろうが、いつでも誰かが訪ねてきて、お茶とともにおしゃべりが弾むんだと話してくれた。
彼女がイタリア人の方と結婚して移住してきて20年ちょっと。始めはかなり苦労したし、実家の頃のような人付き合いがなくて寂しくてたまらなかったとか。

インガが初めて私のヨガクラスに来てくれたその日に、お茶に誘ってくれて彼女の家にお邪魔した。
大学生の娘と高校生の息子も快く迎えてくれる。全然すれたところがなくて、私は毎週のようにインガの家に寄らせてもらった。
今は、時間の都合で行くことは少なくなったけど、いつでも迎えてくれる心の温かさのある人。(話を聞いていると、あまりの人の良さに時に心配になることもあるけど、、、)

今、プライベートのクラスとは別に、グループレッスンを3カ所で行っているけど、彼女以外にも、ロシア人(ロシアは広いので西側の人も、東側の人も)、スペイン人も来てくれている。最近ではイタリア人だけどアメリカ育ちで、イタリア語レベルも私とそれほど変わらないかも?なんて人も。
正直、外に出て見ず知らずの人から人種差別的な言葉をぶつけられて私自身が心を傷めることもあるけれど、決してそればかりではないのだ。

そんなことを思ってもうちょいイタリア生活がんばってみよっかと、このチュルチヘラをグミグミと噛んで味わってるとこなのだ。

Wednesday 1 January 2014

おめでとうございます

新年、おめでとうございます。

あぁ、正月にコンピュータを開いてしまった。
絶対にコンピュータを開かないぞと昨日の晩(既に1日の朝)には心に決めてたのに、iPadでメールだけチェックしたら、姉が甥っ子、姪っ子の写真をたくさん送ってくれたので、それを見たくて開いてしまった。

というわけで、ついでにブログを書きつつ、新年のご挨拶。

今朝は、帰省中にお友達からいただいたおもちで、即席お雑煮を。

出汁に昆布茶(料理に使うと話したら、毎回プレゼントしてくれるお友達がいるので、うちには昆布茶ストックがたくさん)を加え、おもちをフライパンで焼き、彩りは冷蔵庫にあったサラダのヴァレリアナと桜茶で。



とりあえず、簡単にできあがり。おもちはもちろん、お雑煮自体も美味しかった!
※アイロンかけは、縫い物をするときと相方のシャツをアイロンするときしか使わないので、こういうふうにランチョンマットのしわが見えてしまうとちょっと格好悪いかな、、、。

今年は、がんばりすぎず、怠けすぎず、もう少し行動的に、勉学も怠らず、料理も掃除も去年ほどさぼらないようにし、しっかり働き、身辺の増えてきたモノの整理をして、去年はほとんどしなかった創作活動を再開し、何でも面倒くさがらず行動し、(たとえイタリア人の態度にムカつこうとも)人に優しく、自分にも優しく、あるがままの自分を受け入れて幸せにすごすこと。
毎年、新年でなくとも同じようなことを考えてます。自分に満足できるよう、何でも行動は起こしたい。

あ、去年はいつの間にかとんでもなく太ってしまったらしく、一昨日計ったら、人生最大の体重を記録してしまった!
これも元に戻すぞー。(←一番現実的な目標)

いつも見てくださる方も、初めて訪れてくださった方も、偶然にここにたどり着いた方も、このブログを通して何らかの関係をもてたみなさま、新しい1年が充実した日々となることを願っております。
そして、また来てね♪