Sunday 23 March 2014

染まった! BIOKAP

先週、大切な友人の結婚式に参列するために1週間帰国してました。相方も一緒に。
帰国前に「ちょっとくらい若さを取り戻して、、、」、なーんてことを考えて、去年の秋に失敗したヘナで髪染再挑戦。

前回は忍耐が足りず、30分から2時間くらい放置しなければいけないところを、30分になるかならないかで洗い流したので、確実に失敗。

今回はがんばるぞ!と2時間放置したのですが、、、。

またしても失敗。
今回の敗因は、ヘナで作ったペーストの温度が下がり過ぎたのかと。

さらには、すぐにピアスなどをつけたら、どうも反応したらしく、耳の裏側のピアスの金具があたるあたりが痒い。かっさかさになってしまったので、しばらくピアスも外してました、、、。

ヘナの扱いにまだ慣れない私なのですが、、、そんなことにはお構いなく白髪は伸びるわけ。

30代までは、実は抜いてましたっ!
脳天のあたりばかり生えるので、鏡を見てわかりやすいんですよねー。短いのが鬼太郎の妖気反応とばかりにピコンと立つから。

もうすぐ40代ってときに「そろそろやめとくか、、、」と抜くのをやめ、今ではショートボブの長さまで白髪が達するほどに。

髪の分け目によってはとても目立つので、染めなきゃ、染めなきゃと思いつつ、面倒で放ったらかしに。
帰国直前にヘナを取り出しても失敗。

染まらなかったものは染まらなかったのさ、と開き直りもすばやく、帰国も結婚式もそのままの頭で。

イタリアに戻ってきてから、前回(1年以上前だった!)に使ったBIOKAPを買ってきた。
時差ボケで夜は早く寝たいもんだから、一昨日は風呂に入らず昨日の朝ゆっくりお風呂へ。
髪染しちゃおっかなっと思ったけど、もうすでに風呂に片足を突っ込んだ状態。
準備とか面倒じゃなかったかしら、、、。

湯船につけた片足を戻してふきふきし、BIOKAPの箱を取りに行って見てみると、
1. 液体とクリームを付属ボトルの中で混ぜる。
2. ボトルの口をはさみでカットする。
3. 根元付近に薬剤を半分ほどつけて馴染ませて20分放置。
4. 残りの薬剤を全部つけてコームで馴染ませ、15分放置。
5. ぬるま湯を加えつつカラーをさらに行き渡らさせ、カラーを洗い落とす。
6. 付属のシャンプーで洗う。

いやいや、何とも簡単じゃないの。先に髪を洗っておく必要もなく、ブラッシングしてスタイリング剤の残りをできるだけ取ること、それだけ。(これ以外のメーカーの製品を国内外とも使ったことがないのですが、みんなこんなもん?)

ヘナの場合、髪をまず洗って、お湯を沸かして、自分で容器を用意してヘナペーストを作って、(やってないけど、本来は)筆を使って髪にペーストをのせ、すぐにシャワーキャップをしてタオルなどをまいて保温。ここで30分から2時間待たねばならない。

これに比べれば、BIOKAPはつけるだけ、馴染ませるだけ、覆って保温する必要もなく、洗い流すだけ。
なーんと、簡単。どうやら風呂場に持ってこなければいけないのは、ボトルのキャップについた注ぎ口をカットして穴をあけるためのハサミのみ。

2度もヘナで失敗した後は、BIOKAPがすばらしく簡単に見えてくる。

そして染まり具合も良かった!
前回の色番は3.0。今回はお店の愛想悪いおねえちゃんと話をして2.9という色を使うことに(こちらの色は匂いのないデリケートシリーズでした)。
一段濃いめかなという感じはするけれど、悪くないですよ、これ。

デリケートシリーズだったけど、塗って放置している約35分の間に、なんとなく頭皮はちりちりきましたけどね。私はデリケート肌でもないので、デリケートな方はお気をつけくださいね〜。

大概のBIOショップでは扱っていると思うので、髪を染めてみようと思う方、ぜひお試しくだされ〜。

BIOKAP
(急に思い立って染めたので、もちろん写真などはなしです。)


 

Friday 7 March 2014

バスで友達がでけた!

たびたびバスネタを載せておりますが、、、。

つい先日、私も「バスで終始しゃべり続けるデビュー」なるものに至る友達が!

これまでにでてきたアフリカ系の底抜けに明るい女性でもなく、運転中に写真の見せ合いっこをする運転手でもおばはんでもなく、、、。

これまで会ったか会ったことないか?っていう運転手さんと!
(そう、運転手と友達になって運転手中に30分ほどしゃべり続けた私なんですけどね、、、)

私が乗るバス停は、バスが角から曲ってきたところにすぐある新設されたバス停。
そこは同じ方向に行く道路が二車線。当然、バスは歩道寄りの車線に入るはずなのに、、、。
この運転手、待っている、しかも手を挙げて合図してる私を無視して、向こう側の車線に入り、次のラウンドを曲ろうとしていた!

ヤバい!
と思って、バスに駆け寄り、ドアをガンガン叩いてみた。
ドアは開いて「何やってんだよ! 危ないじゃないか!」と一発。

いやいや、何やってんだよってそれはこっちのセリフで、、、。何でバス停で待っている人がいないか確認しないのかな。
「そこのバス停で待ってましたよ! 何で止まらないのよ!」と私も負けませんよ、そりゃ、これが最終バスなんだから。

運「ダメだよ、あんなとこで待ってたら」
私「バス停でしょ? あそこは!」
運「何で次のバス停で待たないんだよ。次のバス停の方が停まりやすいだろ! ここはすぐに車線を変えなきゃいけないから大変なんだよ」

私(怒! 何の言い訳だ、このおっさん!)

私「他のバスは停まってくれますよ! いつもあそこで待ってるんだから! ここの方が家から近いんだから、何で遠いバス停まで行かなきゃいけないの?」
運「何分待ってたの? 仕事は何時に終わるの?」
私「これから仕事に行くんですよ。5分前くらいからちゃんと待ってましたよ、私!」
運「あー、ごめん、ごめん。悪かったよ。でもな、あっちのバス停の方(私には遠い方)が見やすいし、停まりやすいんだよ」

(↑運転手の都合優先かいっ!)

切符の打刻をしたくて打刻の機械に挿しても動かない。よく見ると電源が入ってない。
私「これ、壊れてんですか?」
運「あ、あんた、切符もってんの、、、?」

バカにしとんのかーーーーー!
すぐに打刻機の電源をつけてもらって切符に打刻。運転席のスイッチひとつで電源入るじゃん! つけとけーーー!

運転手は運転を続けながらこんなやりとりをしつつ、、、。
どう考えても、運転手が悪いでしょ?
もう面倒だわーと思いつつ、後ろの座席に行こうとしたら、、、。

運「ちょっと待ちなよ、どっから来たの?」と。
私「日本ですけど、、、」

これを機に、「まー、そこに座んなよ」と運転座席の近くを指す。
「ごめん」と言い出したころからだいぶ穏やかになっきて、さらに嬉しそうに「日本人と話すの初めてだよー」と。

まー、和解しとくか、と私は運転席の近くに座って、、、。

私が降りるまで30〜40分のおしゃべり突入〜。
初めての日本人ってことで、何でここにいるんだ、何の仕事だ、日本はどうだ、何曜日にこのバスに乗るんだ、、、などなど。

最後には私が降りるときに握手までしてしまった〜。
運転手と握手して「ありがとね」なんて初めてだよ、私には。

この日の帰りは遅いので、相方が車で迎えに来てくれる。このことを話すと、、、。
「運転席の上の方に"運転手に話しかけないで下さい"とか書いてなかった?」と。
あぁ、書いてあったかもねぇ。一応イタリアでもそういう注意書きはあるらしいし。

とにかく、この日はイタリア人デビューした気分だった。
何って、大声で他愛ないおしゃべりを続けることに。運転中だからある程度の声をあげないと聞こえないしさ。

そして翌日。
その日は午後のヨガクラスのため同じ路線に。
行きはよく見る寡黙な運転手。
そして帰りは、、、昨日の運転手、エウジェニオだー!
乗るときに挨拶をしつつ、さすがに通勤時間帯なので乗客が多いから私も適当なところに着席。
静かにバスはいつもの路線を走る。

私が降りるところは、ほぼ全員が降りた後のひとつ先。割と最後のほうなので、乗客はいつも私ひとりか2人ほどしか残っていない。

ほぼ全員が降りる駅前のバス停を過ぎたところで、この運転手エウジェニオが「おーい、どこにいるのー?」と声をかけてきた。

昨日あれだけおしゃべりしてりゃ、もう今日は"友"。
「ここだよー。次で降ろしてね」と運転席の近くにいってお願いする。

運「今日もヨガしてきたのかー?」
私「うん、してきたよー。またね〜」とバスを降りる。

切掛けってこんなもんなのね。

このエウジェニオ、ちょいと他の運転手と違うところがある。
他の運転手、定期を購入して乗ってくる客の定期まではチェックしない。
でも、彼はチェックするのだ。乗ってきた客に「チケットは? 定期なら見せろ」と。
イタリアのバスでここまでチェックする運転手は正直見たことがなかった。だって、切符をチェックするのは他の担当員がいるから。よく聞く、突如現れるチェック係だ。
でもなぜかチェックを自分でするエウジェニオ。
常連のおばはんがひとり、「定期、私持ってるわよ」とエラそーに無視していったけど、他の人たちは顔なじみでもきちんと見せている。
あぁ、機能しているって(イタリアでは)すばらすぃ。

次回はいつ会うかしら、エウジェニオ。
私もバスでしゃべり続けるイタリア社会にデビューしてしまったのだ。どうかお願い、事故だけは起こさないでねーと思いつつ。




Saturday 1 March 2014

さて、どうしよ。イタリア人のアイロン習慣

ただいま、ほんの小さなことに悩んでおります。

先日から、知り合いの60近いおっさんが入院してまして、その間の洗濯物を引き受けることに。
たった今、洗い終えて干しているのですが。

さて。
アイロンして渡すべきか、、、。
カットソー素材のパジャマのズボン、下着なのですが、、、。

かなりの割合のイタリア人の方が、下着、靴下含め、なんでもアイロンするんですよねー。
私は相方がワイシャツでも着ない限りは、洗濯物にアイロンしません。ほんっと、必要にせまられたときのみ。これが私の習慣。

この知り合いのおっさん、一人住まいで唯一の身内のお姉さんは遠方住まい。さて、普段はアイロンかけを自分でしてるのだろうか。それとも、家のことをいろいろとしてくれる方がやってくれるのだろうか。
いや、そんな人がいるならば、友人たちに洗濯物やら、着替えを病院まで持ってきてもらえるようお願いしないだろうなぁ。

入院中に少しでも気持ちよく過ごせるよう、アイロンするかーと思ったけど、本日退院。
いずれにせよ、気持ちよく過ごせるならば、アイロンしてあげるべきなのか。

「アイロンするべき?」と聞くと、「何言ってんの?この子」と、アイロンしない方がおかしいような反応を示すイタリア人もいなくはない。
ちょっとした地味なカルチャーショックのはざまにゆれる瞬間なのでした。