Saturday 14 June 2014

美は毎日の積み重ねから・・・

顔に大きなシミをたくさん作りながらも、すんごいタイトルつけちゃいましたが、これホント。最近実感してます。

心なしか肌がつるつるしてきたような、、、?
顔ではなく、手足の話。

秘密はこちら。



ドライブラッシング、つまりは乾布摩擦。
ドライブラッシングが肌にも健康にもいいということは聞いていましたが、なかなかちょうどよいブラシが見つからず、乾燥ヘチマを3年ほど使っていました。
どうもサボりがちなので成果がわからなかったものの、初めて身体用ブラシを購入して気合いを入れ、少なくとも1日1回は軽くくるくるとブラッシングするようにしたら、、、。
あーら、ちょっとつるつる?(自己判断です)

ドライブラッシングは細胞の活性化にもなり、もちろん肌の再生を促し、身体の外側にも内側にも効果のあるもの。まさに一石二鳥!

プラハの後、ヨガのコースに参加するためにロンドンに行ってました。ヨガで素晴らしい先生と友人に会えたこと、久し振りのロンドン、そして”都会”という点に私は舞い上がっちゃったのか、気持ちも高ぶり、モチベーションもあがり、ついには、わざわざロンドンで買わなくてもイタリアでも見つかるだろうっていうブラシまで購入し、、、。(イタリアで見つかりにくいサプリを探しに薬局に入って、ブラシを手に取ってしまった。値段的にもそれほど変わらないかと。持って帰りやすい小さいものを買いました。片手で持って使う大きさです。)

そして、約2週間ほど続けた結果、ちょっとつるつるになった!
しかも、太ももの後ろ側のセルライトが薄くなっている!? (←気のせい?)

どの年齢でもミニスカート、ショートパンツを堂々と(どんな足でも!)履くイタリア女性たちに見習って、今年はショートパンツデビューしたくて、何とかセルライト退治と思っていたけど、これならいけそう!

ブラッシングするのは、お風呂やシャワーの前が最適なんだそうです。でも私はあまり気にせず朝の着替えと夜の着替え(これはお風呂前)のときに。続けるコツは、あまり義務化せず、忘れちゃったら自分を責めないこと。

そしてあとは、ショートパンツを用意するだけ〜。早くセールが来ないかなー。

Wednesday 11 June 2014

ヨーロッパ圏格安航空の手荷物はいつも注意が必要!

ヨーロッパ近郊を飛行機で移動するとき、非常にありがたいのは格安航空会社のチケット。
うまく利用すれば、かなりお手軽価格でヨーロッパ圏を移動できてしまう。

で・も。
もちろん格安ではナショナルフラッグクラスの飛行機会社と同じサービスが受けられるわけではない。
・機内預け入れ荷物は別料金
・座席予約も別料金(航空会社にもよる)
・機内フード・ドリンクサービスは有料(ナショナルフラッグでも欧州便では有料のところもあるけれど)
などなと、、、。

機内持ち込み荷物の制限に関しては有名。
基本的には、飛行機の機内持ち込みサイズは決まっているのでそれに従うだけですが、、、。
・たとえポシェットのような小さいバッグでも、二つ目のバッグを許可しない。(服に隠れて見逃されることもありますが)
・バッグの大きさを計るため、カゴのようなサイズチェック用の枠があり、空港によっては全旅客のバッグの大きさをチェックする。

機内持ち込み荷物のみのとき、私はボストンバッグやリュックような柔らかいバッグで行くようにしています。
最初は単に小さいスーツケースを持っていなかった(日本に置いてきてた)だけですが、その間、普通サイズのリュックで移動を続け学びました!

バッグの大きさを計るチェック用の枠に、小さいスーツケースが入らない人をよく見かけます。
しかも、あと少し!というところで入らないので、いつも係員と小競り合いになっているんですよ。
もちろん、私が利用するのは発着のどちらかがイタリアなので、イタリア人と係員の小競り合いを見るのは非常に非常に見苦しいもの。声を荒げる、無視して通り抜けようとする、誰彼構わず文句を言い散らす、、、。

5月にプラハからイタリアに戻ったときはひどかったです。
easy jetを利用しましたが、プラハの空港のゲートの待ち合いに入るときに全員のバッグの大きさをチェックしていたんです。
ここでチェックするか?と正直驚きでもありましたが、、、三分の一くらいの人のスーツケースが、あと少し!というところで拒否されて機内預け入れ手続きになったんです。
本当にあと少しなんです。かわいそうなほどに。
だから、スーツケースについている車輪を壊して取る人数名、係員と言い合いになる人数名、仕方なく預け入れにしたけれどイタリア到着後まで文句を言い続ける人数名、、、。

他にも、ベルガモのオーリオ・セーリオ空港だったと思いますが、荷物のセキュリティチェックに入る前に、係員が搭乗券をチェックするところで「これは?」と思ったバッグのサイズを持っている人のみサイズチェックをしていました。入らなければ、セキュリティチェックを受ける前に敢えなく通り抜けもできないという状態。
あと、バルセロナのエル・プラット空港では重量も計ったこともあります。(計らなかったこともあるので、必ず計るわけではないかもしれません。)

いずれにせよ、リュックやボストンバッグのようないわゆる形の定まらないバルクバッグの扱いになるものは、サイズチェックの枠に押し込める!(中に壊れやすいものを入れていたら注意ですが。)
今回のプラハから戻るときは、最初はボストンバッグが入らないか?と思いきや、ぎゅぎゅぎゅっと押し込み合格! (押し込んだ勢いでカゴに頭をぶつけて周りから笑われた。その後、すんなりと取り出せなかったけど、規定の枠に入れば問題ない。)

荷物が多いけど、ゴロゴロと引っ張るトローリーでなくても大丈夫という方は、これがお勧めです。(荷物が多けりゃ、お金出しても預け入れ荷物にするって?)

追記:機内持ち込みサイズチェックで拒否されてコロコロを壊して取ったイタリア人、本人の意思ですよ。そうまでしても預けたくなかったというのが笑えますけど。

追記(2015年4月17日):いつの間にやら、ヨーロッパの格安飛行機でも手荷物以外に小さい荷物を持てるようになってます。半年ほど前だけれど、飛行機を利用したときにはそうなってました。何か言われやしないかとドキドキしましたが、サイトに明記されているので多分大丈夫です。でもサイズは守った方がいいですよ。ちなみに日本の国内線と若干サイズが違うこともあるので、必ず各社のサイトをチェックしてくださいね!



Tuesday 10 June 2014

酵素といえば、、、不思議体験

昨日、乳糖不耐性と診断され、酵素をまた取り始めなきゃなーとネットでオーダーしたところ。
去年の今ごろ、他のサプリメントを購入するついでに、「そうそう、酵素を摂らねば」と思い立って摂っていたけれど、1瓶終わって忘れてしまっていた。口にするものの身体への影響を敏感に感じ取れない(感じとろうとしない?)私の悪い癖なのだ。

酵素サプリメントを始めて摂ったのはちょうど5年前。医師や栄養士の指示でもなく、、、実はヒーラーの助言。

いいことも悪いことも占いはその日のうちに忘れて気にしない、おみくじもその場の一喜一憂のみ、よく言えば「今を生きたい」私なので、遠い宇宙から来た助言はあまり真剣に捉えない性質ですが、友人の紹介で一度だけスピリチュアルヒーラーなる人に会ったことがあります。

当時(まだ日本にいました)、身体も心も参っている時期で、友達から「このヒーラーの助言はすばらしいから!」と紹介された。

絶対にお金を出してそういう人に助言を受けようなんて考えられなかったけど、なぜかそのときは「あ、受けてみようかな」と素直に思え、そのヒーラーに会いに行くことに。

その人自身が媒体となり、実際のヒーリングメッセージを発する天の声(こんな言い方しないけど)を伝えてくれるというもの。未来のことを予言するだとか、占うものではなく、現在起きている悩み状況に(過去世も加え)過去がどう関わっていて、何をすれば改善されるか助言してくれるというもの。加えて、身体の不調を癒す力もあるんだとか。
あるかどうかわからない未来のことを言われるわけではないのね、と思うと、ますます会いに行く気は盛り上がり、会いに行く日の間近にはなぜか「もう絶対に会うべき人なんだ」と感じるほどに。これが思い込みでも何でもいいから、会ってみようという気はモリモリに!

生まれて初めての体験だったせいか、そのときに言われた助言はかなり覚えていて、その中の健康面のアドバイスに「酵素を摂取しなさい」というものがあった!

あ、笑った? 何それって思った?

そうでしょう、そうでしょう。今思っても、そんな助言をしてくれたんだっけ、、、と私も笑ってしまうほど。

他にもらった助言も今もずっと心に残っていて、月日が経つほどにその意味を理解するようになり、ある意味私の人生のテーマのようにもなっている。

なーんとなく忘れることもあるけれど、いい助言をいただいたんだなぁ。
酵素を摂りなさいというのも、今思えば、そういうことだったのかもね。腸が悪いこともあるし、振り返ってみれば、正しいアドバイスだったわけで。

昨日は酵素を注文しながらそんなことを思い出してました。

ちなみに酵素といってもいろいろ。私が話しているのは「消化酵素」。大概はプロテインの消化を助けるプロテアーゼ、炭水化物の消化を助けるアミラーゼ、脂肪の消化を助けるリパーゼ、ラクトース(乳糖)の消化を助けるラクターゼ、不溶性繊維の分解を助けるセルラーゼなどが入っています。全部入っていないものもあるけれど、必要なものを選べば良いのかと。

ここまで書きつつも、、、。
消化が悪いかも?と思っている方、まずは専門家に聞いて下さいね。ヒーラーじゃなくてね。

Monday 9 June 2014

まさかの乳糖不耐性

何をどう間違えたのか、今となっちゃ覚えていませんが、どうやら乳糖不耐性(ラクトース不耐性)でした、、、。

もともと腸が悪いんですよ。小さい頃から毎度お腹を壊し、それ以外にも腸に持病あり。特有の症状が出ることは少ないので、この持病に関しては良くもならず、悪くもならずで20年ほど適当に過ごしている中、ようやく、乳糖不耐性とセリアック病の検査をしましょうと言ってくれた先生がでてきた。
今まで、日本でも何でこの検査をしなかったのか、、、。20代後半くらいから鼓腸が気になっていたものの、日本で消化器科の先生に相談しても「うーん、わからない」というだけ。何もテストもしてませんでした。(←調べもせずに、「わかんない」と言い切った先生が二人もいたし。)
(※ネットで調べたところ、どうやら日本ではあまり厳密な検査しないようですね。乳製品を避けて下痢をするかしないか、程度の判断みたいです。農耕民族だったアジア人には乳糖不耐性が相当多いらしいので、この対応には少し驚きました。)

それで去年の夏に乳糖不耐性とセリアック病の検査をしたわけですが、、、。(イタリアで、です。)
セリアック病はどうやら白。問題なし。

ところが乳糖不耐性の結果を読み違えていた私(と相方)。

今日、別の用事でホームドクターのところに行くと「何か不耐性もってる?」と聞かれ、「セリアックと乳糖は白です!」とはりきって返事して検査結果の紙を見せたところ、、、。

「あら、あなた乳糖不耐性よ」と。

あれれ? そうなの? そうだったの? あ、見間違えてる!

私たちがもらうテスト結果には、標準値から外れるとアスタリスクがついてわかりやすくなっているから、そのテスト結果にアスタリスクがないから大丈夫と勝手に勘違いしたのだ。
よく見ると、血液検査で調べた二つの数値の差が20以上であれば耐性があるというところ、私の場合、差が5しかなかった! ありゃりゃ、不耐性だよ。

家に帰って相方に話すと、必ず私のテスト結果に目を通す相方も見間違えていたと驚くほど。

なんだかこれまでの病歴も、これが原因の一部だったような気がする。単純に言えば、これがあったために、消化吸収が悪く、自己免疫がうまく働かなかったのではなかろうか。だから奇妙な病気をする。
でもアジア人の9割が乳糖不耐性と書いているウェブサイトもあるから、変な病気をする私の場合、これだけが原因じゃないんだろうなぁ。

というわけで、本日より、食事に気をつけなければ。
次のものを摂取しないように、という簡単なリストをもらった。
・牛乳全般(ただし、乳糖を含まない製品もあり)
・牛乳パン、クッキーやビスケット(ギャーーー!)、お菓子(焼き菓子のこと?)、ブリオッシュ(日本で言うクロワッサン)、ジェラート、飴類(おそらくキャラメルのこと?)、チューインガム、牛乳入り飲み物、チョコレート(き、厳しい、、、)、チョコレートドリンク(ココアとか)、牛乳クリーム
・乳糖入りのチーズ全般
・バター、生クリーム
・インスタント製品、牛乳入りピューレ
・市販のマヨネーズ
・モルタデッラ(ハムの一種)、フランクフルトソーセージ(イタリア語で言うWürstel)
・乳糖入りの薬品

元々、牛乳嫌い、生クリーム嫌い、クリーム系のアイスは嫌い(ジェラートは基本フルーツ系)。
ヨーグルトとチーズ、塩味のあるクリーム系料理(ホワイトシチューやベシャメルソース)ならば食べてきた私。もともと私の味覚が乳製品の半分近くを拒否していた様子。チーズを食べると言ってもイタリア人のように大量にチーズは食べないし、バターも自分では料理にほとんど使用しない。
チーズはできたてのぷるんぷるんのチーズではなく(モッツァレラとかではなく)、ある程度の月日を寝かしたもの(パルミジャーノ、エメンタールなど)なら大丈夫という。だから基本的には問題ないかと思いつつも、、、。

チョコレート、クッキーがだめと言われると、、、。涙。
先日、大好きな、そしてたまにしか食べないショートブレッドを買ってきたところだというのにぃ! バターたっぷりじゃーん!

保存料にも乳糖が入っていることは多いので、しばらくは食品選びに慣れるまで時間がかかりそうです、、、。(家で全部作れって?)

それにしても、牛乳を飲んだだけでは(小学校の給食で「残してはいけません」という先生の場合、無理矢理牛乳を飲んでいた)お腹がごろごろしたり、下痢をしたりすることはなかった私。だから気にもしなかった。しょっちゅう緩くてわからなかっただけかしら、、、。
今日のホームドクターの話では、症状は即座に出るものだけではないということなので、私の場合、遅くでるタイプなのかもしれない。

というわけで、ヨーロッパに住み始めてお腹の調子が、、、と感じられてる方、チーズやバターが増えていませんか?
イタリアはオリーブオイルの国なので安心ですが、ほぼ何にでもくっついてくるチーズ。スタジオナートならばラクトースは少ないので、スタジオナートを選びましょー!

Sunday 8 June 2014

プラハの思い出になった品々(要は、買い物自慢です)

最終日は晴天でしめくくったプラハでしたが、実は最終日も空港に向かう時間には少し雨が。空港行きのバスを待っているときに少し濡れたくらいですが。
私の持っていたバッグは大きなボストンバッグ。地面が濡れてくると下に置きたくないので、がんばって担いでました。お、、、重い、、、。

なぜならば〜。
プラハで買ったものでいっぱいだから!

その一部をお披露目。

プラハに行く前にいろんな方のブログを見ていて見つけたこちらのブックマーク。
かわいかったら買おうかなと思っていた程度だけど、相方がプレゼントしてくれました。
プラハのユダヤ人街に伝わるおとぎ話で有名なゴレムのデザインにしようかと思ったけれど、結局は四つ足が動くネコと糸巻きのデザインに。どの本に使おうかな。

『黄金の小路』にあるお店で売っています。


チェコは日本に負けず、アニメキャラや絵本キャラが有名ですよね。もぐらのクルテクなんてとても人気があるようで、おみやげ屋さんのどこでも見かけるし、空港の免税店にもキャラグッズがあります。

クルテクを目指したわけではないけれど、スーパーに入って物色しているとクルテクなどキャラもののお菓子がたくさん!


チョコや飴、ペッツのようなラムネなど、あれもこれもと手を出していたら切りがない。スーパーはやっぱりキケンな場所だー。

そして、プラハのあちこちのバーで見かけるこのキャラクター。


名前はシュヴェイク。プラハ出身の作家ハシェクが書いた『兵士シュヴェイクの冒険』シリーズの主人公の兵士。
デザインは多少違えど、ビアホールやバーの看板や壁によく描かれているキャラクター。

このデザインは特に、ハシェクとともに過ごしたこともあるというチェコのイラストレーター、ラダが描いたもので、かわいさがあるので気に入ってしまいました。
というわけで、ベタにおもちゃやで見つけたマグネットとキーホルダーを購入。ひとつ40コルナほどだったかと思うので、200円するかしないか、、、かな。

そして古本屋で見つけたこちら。


そのイラストレーター、ラダが描いた絵本。もちろんチェコ語なので、まったくわかりませんが、

中はカラー、白黒取り混ぜて、イラストがたくさん(文字もたくさんだけど)。


話しはわからないけど、イラストから想像すると楽しそうな話じゃないですか?
そのうちこれを読むためにチェコ語でも勉強しようかな、、、なって思ってみたりも。
1978年の記録があるので、それほど古いものでもないのですが、絵がかわいくて50コルナ(200円ちょっと)なので、即買いです!

ラダのイラストは古本屋に行けばあちこちで見つかると思いますよ。古本屋も多くはないけれど、街のあちこちにあります。

まだまだ古本屋をめぐる私たち。私よりも、相方が好んで行くのですが、、、。
相方が物色している間、疲れ果てて、古本よりもお茶を飲んで座りたいと、古本屋で座り込みそうになった私の目の入ったのがこの絵本2冊。


古い感じの綺麗な絵本だなと思って中を開いてびっくり。よくよく見て、手放せなくなりました。

というのが、この絵本、中にイラストレーター直筆のイラストが描かれていてサインつきだったんですよ! ほら!

右の本の中扉

左の本の表紙を開いたところ

右の絵本は1954年のもの、左の絵本は1951年のもの。
絵もとても気に入ったので、こちらも購入して、ホテルに帰ってネットで調べてみると、このイラストレーターの名前は、Jan Marcin Szancer。ポーランドのイラストレーターです。
この本は古本屋のポーランド語の棚にあったので、中身ももちろんポーランド語。(これまたポーランド語を勉強しろってこと?)

Wikipediaによると、このイラストレーターは200以上の絵本の挿し絵を描いたそうです。
ポーランドのソポトというところにあるショッピングセンター「Krzwy Domek(ねじれた家)」は、このSzancerさんの絵を元にしているんだそうな。
わ、これも面白そう。ポーランド、次の旅先候補に入りましたっ!

購入してきた本の中身はというと、こんな感じ。非常に美しい絵本ですよ! 絵本といっても、結構文字ありますね、、、。



本は実はこれだけではなく、、、相方も合わせるとどれだけ買ったことか。ボストンバッグが重かったわけです。

そして、買い物は本ばかりではなく、相方はスニーカーや冬物のコートなんて買ったもんだから、これまたバッグはパンパンに。
イタリアで一般的に見かける靴のサイズ45では入らないことも多い、幅広甲高な相方の足(しかも問題があって変形している)。大男の多いと見えるチェコではもう少し大きめのサイズも売っていて、しかも変形した足でも大丈夫な伸び縮みの効く素材のスニーカーを発見! 出会ったときに買うしかない相方の靴。発見したのはスーパーの服飾雑貨売り場。安かったので買いましたよ、変な色だったけど。

コートも立派な米軍ピーコートが2000コルナ(80ユーロくらい、10000円ちょっと)。
肩幅あり、身体の厚みあり(デブとも言うけど、もともと身体の厚みあり)、服にはこだわらないといいつつも何でもいいわけではないという、非常に面倒くさい男が、サイズもOK、デザインもOKなものに出会ったら、買うしかないでしょう。しかも、分厚いウールコートが安い!

でも、こんな分厚いコート、バッグに入るわけはないので、これは着て搭乗手続きしましたけどね。持ってきたコットンのコートをたたんでバッグに入れて。
天気が悪いと5月でもウールのコートを着ている人を見かけるプラハ、そんなコートを手に持っていてもそれほど奇妙でもなかったです。イタリアについたら空港近くの駐車場に車を預けているので、帰りも重たいものを持ち歩く必要もないし。

このピーコートは、泊まったホテルと同じ通りの、ずーっと二人とも気になっていたミリタリー系のお店で購入。(私も相方もミリタリーファンではありませんが、私はシマシマ大好き、相方は変なもの見たさで気になってただけです。)
最終日に、「怪しい店だったら怖いから、(ホテルオーナーの)クリスティーナに探りを入れてから行こう」と言っていたものの、目の前でサイクリングスタイルでばっちり決めた超健康そうな自転車乗りのお兄さんが入っていったので、それにくっついて入ってみました。

そして、私も当然のように縞シャツ買いましたよー。長袖の厚手のタイプで395コルナ(約16ユーロ、2000円位。薄手のタイプはもっと安かった)。サイズも私にちょうどよいボーイズサイズを出してくれました。帰ってから落ち着いて見たら、選択表示のタグがロシア語だった!

コートも長袖の縞シャツも、昼間は30度を超す季節が始まったイタリアではしばらくお預けだけど、これもちょっと変わったプラハのいい記念かも。

Saturday 7 June 2014

プラハに行ってきました! その4 晴天!

プラハ最終日。

ずーっとこんなポンチョ姿でしたが、、、




やっと、朝から気持ちよく晴れました!



飛行機は夜の10時台なので、昼間は丸一日観光できる日程。

ホテルオーナーのクリスティーナのホットサンドをいただいた後は、相方と私、それぞれが行きたかったところからスタート。

私が観たかったのはこちら。プラハに行くとよく見かけるこのお人形のようなもの。


聖母マリア教会にあり、災いから守ってくれるイエス・キリストの幼子の姿だそうです(衣装をとっかえひっかえするので、衣装持ちになれるという説明もありましたが)。

これが陶器の小さなお人形の置物だったり、いろんな形で街のあちこちのおみやげやで見かけるので、このかわいさに魅かれて見に行きたくなりました。

なので、朝一番、時間短縮のためトラムを利用して聖母マリア教会へ。


いらっしゃいましたよー。本物が。

余談ですが、相方は、カメラを向けられるとピースする日本人のことが嫌い。私が「ほら、キリストさまもピースしてるじゃーん(写真ではなく、上の画像なら見えるかな)」とピースすると、「こいつはどうしようもないアホだ」という顔をされました、、、。
親指を開き、人差し指と中指を揃えて立てる手の形は何を表しているんでしょうね。三位一体?

そして次に。
2日目の夜に歩いていて偶然に見つけた「Special Effects Museum(特撮ミュージアム)、Karel Zeman Museum」。相方が絶対に行きたい!と言っていたけれど、3日目も通りかかったのは閉館後。最終日には絶対に行こうと決めて来ました。

カレル・ゼマンとは、ボヘミア(現在のチェコの一部)出身の特撮映画監督。たとえば、こんなビデオを特撮技術を駆使して撮影していました。



宮殿の部分など、一部を除いてただの絵で、合成して作っているんです(ミュージアムで見て勉強した!)。戦後間もなくから活躍し出した監督さんなので、その当時にしたらすごい技術かと思います。

小さいミュージアムながらも、ビデオの撮影裏話など満載で、とても楽しめました!

ミュージアムを出て、トイレに行きたくなり場所を聞くと、ミュージアムの建物からちょっと離れたところにありました。

行ってびっくり! (トイレ写真で失礼!)

女性用


男性用

わかりにくいかな。カレル・ゼマンのスタイルに全部ペイントされているんですよ!
誰もいなかったので、撮影してきちゃいました。

ビデオ撮影、編集の仕事もする相方は、ゼマンのような特撮、アニメーションスタイルは興味津々。チェコの人だと知らなかったものの、偶然の発見で相当かぶりついてました。


カレル・ゼマン・ミュージアムまでがプラハで絶対に観たかったもの。
では、飛行機の時間までどうしようかと歩いていると、手巻きオルガンの音が聞こえてきました。綺麗な音だ〜♪
カレル・ゼマン・ミュージアムから近い橋の下、カレル橋の端あたりに、手巻きオルガンとクラリネットを演奏するおじさんたちが。
足を止めて道の反対側から見ていると、おじさんが手招きしてくれた。

誘われるがままに近寄っていくと、身振り手振りで手巻きオルガンのハンドルを持って回すように、と。

私も参加して一緒に演奏してきました! 曲はそのときに演奏していた『エリーゼのために』でした。ハンドルを回す早さがわからなくて、かなりゆっくりした演奏になったけど、面白かった!
(とても綺麗な音色だったのでCDを購入。ミラノ・マルペンサ空港から自宅までのドライブの間、このCDでプラハの余韻に浸りながら帰ってきました。)

左が私です

まだ時間があったので、天文時計の塔の上に。屋根景色が好きなんです、私たち。

そしてはっと思い出した。私のカメラ(一昨年、前のカメラを日本帰省中になくし、父から譲り受けた)、ジオラマ撮影ができるんだった! こんなときにこそ使わねば!

ということで、初ジオラマ。わかりますか? 人形っぽいですか?
こんなことが簡単にできちゃうなんて、最近のカメラはすごいなー(5年以上は前のモデルだけど、、、)。



雨ながらも存分に満喫したプラハの4日間の旅。
ミラノから1時間半で着き、行きは朝便、帰りは夜便で、ゆっくりと観光できましたよ。


最後に、新しいことに挑戦し続けたカレル・ゼマン監督の素敵なひとこと。心に残ったのでご紹介。

「なぜ僕が映画を作るかって? 僕は未知の分野を探しているんだ。映画製作者が誰も足を踏み入れていないところを。映画監督が誰も征服した旗をかかげていない惑星を。おとぎ話にしか存在していない世界を。」
- カレル・ゼマン





Friday 6 June 2014

プラハに行ってきました! その3 雨のプラハ

さて、プラハ3日目。雨ですよ、雨。
でも出かけるときに降っていなかったので、アホな私はまたしても傘をもたず、、、。
2日目に旅行者がみな簡易ポンチョをかぶっている姿を見て、自分たちもポンチョを購入。こっちの方が軽いので、傘を持たずにポンチョを持ってでてきました。
そしたら、すぐにポンチョが必要な状況に、、、。傘の方がよかったかな、、、。

まずは展望台へ。

展望台から見る市街

ほーら、見事な天気でしょ。これがいい天気だったらなぁ。ま、いっか。

この後、プラハ城へ。
プラハ城に行く間、皇帝の図書室だったという修道院も見学。こちらは写真撮影が有料。相方だけ撮影料(入場料+50コルナ)を払って撮影しました。修道院にしちゃゴージャスなとこでした。

お城に着く頃にはお腹がすいていて、お城前のあまりにも観光客向けのレストランには入りたくないなと思ったものの、お腹がとても空いていたのでとりあえず入ったところが、、、、これまた失敗。

レストラン内は禁煙のマークがついているものの、スタッフらしき人がタバコに火を点けたまま入ってきたり。おいしかろうがなんだろうが、この時点で嫌でしょう。こんなスタッフがひとりではなく二人もいたしね。

気を取り直してお城へ。

ちょうど、衛兵交代を見れました!



そして、ザ・ゴシック!なスタイルの、聖ヴィート教会。

教会前はスペースがないので、上半分しか撮影できなかった!

このお城と言われる部分、確かに王宮もあるのですが、王宮よりも背が高くて目立つのはこの聖ヴィート教会。
この教会を中心に、プラハ城と言われる部分はひとつの街のようになってます。周囲は家のような建物に囲まれてるんですよ。敷地は世界で一番大きなお城のひとつなんだそうです。

こちらは、プラハ城にあるもうひとつの教会。こちらはロマネスク様式。



『黄金の小路』と呼ばれる通りは、錬金術師が作業に使っていたらしく、こんな展示も。


この通りは今は小さなお店が並ぶ通りになっていますが、その昔は文筆家のカフカも住んでいたという歴史が残っているそうです。

さて、お城のある高台から下りて、カフカミュージアムを目指しました。
が、既に閉館時間。ミュージアムショップでカタログでも見てみるか、とミュージアムショップに寄ったけど、カタログはチェコ語版しかなく、ざんねーん。

ミュージアムショップに寄ったものの、実際のミュージアムはどこなんだ?と探していると、、、。こんなものが、、、。


えー。この二人、互いに用を足し合ってますよ、向かい合って。本当に水が出てますから。
しかも腰をゆっくりと左右にふりながら、、、。

実はこのモニュメントがあるのは、カフカミュージアムの入り口。右の人の後ろにカフカの『K』を使ったモニュメントもあるでしょ。後ろの建物がカフカミュージアムです。
何でこの用を足す二人がカフカミュージアムの前にあるのかは、まったくもって謎。

カフカミュージアムがあるところからまた街の中心部に向かって歩いていくと、建物の隙間に信号が。
この隙間、人が一人通れるほどの細さ。信号があるってことは、、、? 何ナノ?


赤信号(右の壁沿いの上の方)


向こうから人が来た! いや、おじさん、こっち側が緑なんだから、来ちゃいけないんじゃないの?


信号が変わった! おじさん、信号無視してる!


せっかくなので、青になったときに建物の隙間を通って行ってみると、そこはレストランの入り口。
あ、通り抜けできるわけじゃないのね。
戻ろうとすると、反対側にもきちんと信号がありました。

反対側にも信号が!

こんなお茶目な仕掛けをつけたレストラン。センスいいですよね。レストラン自体はどうなのか知りませんが、、、。


外国に行くと変わった標識を見かけます。
こちらはユダヤ人街の途中で見つけた標識。
居住地区なので、22時から翌朝6時までは公共の場ではアルコール禁止という警告。ほー。
ついでに、この条例に反することは違法なんだそうな。ほー。



プラハで見つけたかわいい標識はこちら。


歩道を示す標識で、お父さん(おじいちゃんでもいいね)と女の子が手をつないで歩いている。これはかわいいなぁ。

さ、プラハ最終日は晴れるか?


Thursday 5 June 2014

プラハに行ってきました その2 ステキな教会!

忘れないうちにプラハの旅の覚書。

2日目は朝から曇り空。天気予報では既に雨予報だったので、覚悟はしていたけど、寒い!

朝はホテルの朝食。パン、チーズ、ハム、ジャム、ヨーグルト、シリアル、フルーツなど、簡単なものを食べ放題で用意してくれている。
でもこれは別料金。確か1人4ユーロだったかな。
これにプラスして、希望者にはオーナーのクリスティーナ自慢のホットサンドを作ってくれる。チーズと少し甘めのチェコのサラミを使ったホットサンド、シンプルだけどとってもおいしい! これを食べても食べなくても朝ご飯料金には変わりないので、食べた方が絶対にお得感増大。もちろん、コーヒー、紅茶もいくらでも。

2日目は土曜日。ここだけは絶対に行く!と決めていたところ、それはファーマーズマーケット!
モルダウ川沿いに毎週土曜日(冬場は休むと思う)にできるファーマーズマーケットが面白いとの情報をキャッチしていたので、サイトまで調べて楽しみにしていたもの。到着したときに、ホテルオーナーのクリスティーナからも「これは行くべきよ」と紹介されたもののひとつだったので、太鼓判が押されたからもっともっと行きたくなった。



私たちは対岸側に宿泊していたので、線路と歩道が並ぶ橋を渡り、、、目指すマーケットが見えてきた!

Farmer's Market

このマーケット、地元ワイン、地元料理、農産物、工芸品、手作り品などごっちゃになって並んでいて、旅行者として一番楽しいのは地元ワインと地元料理の屋台。

写真を撮ったと思ってたんだけど、相方のカメラだったのかな、、、。
チェコ料理なのかわからないけれど、パン生地にひき肉を混ぜ込んで焼いたもの、ブロッコリーとカリフラワーのお好み焼きのようなもの、ワイン、そしてこの日は冷え込んだので、1軒だけあったベジタリアンの屋台でヒヨコ豆のグーラッシュを。どれもおいしかった!

その後、中心街の南側にあるヴィシェフラド地区へ。
元はお城があったところで、ホテルのオーナーのクリスティーナがプラハで一番お気に入りのところと教えてくれた場所。

しかーし。
ヴィシェフラドの丘に上ったところで雨が、、、。
まずは、施設支援のための物品販売をするお店に立ちより物色しながら雨宿り。
でも、どんどん降ってきた。

仕方ないので、雨の中を歩き、カフェで休憩。
ビールはお腹が膨れるので、私はホットワインを。

まだまだ降り続く雨。
実は傘を持ってきていたんですよ。でもね、ホテルに置いてきた、、、。忘れたんじゃなくて、雨が降らないと信じて置いてきた私。
これぞ、何とかの法則で、傘を置いてきた日には雨が降るってパターンだわ。

時間がもったいないので、雨の中を先へ進み、ヴィシェフラドにある教会、聖ペトルとパウロ教会へ。この教会の横には墓地があって、プラハ出身の超有名人たちのお墓が並んでます。作曲家のスメタナやドヴォルザーク、芸術家のミュシャなどなど。

雨で疲れも入ってきて、早く教会の中でも入っちまいたいっ!と思う私をよそに、相方は気に入ったお墓の写真を撮り続け、びっしょり。

もうそろそろ行こうよ、と、聖ペトルとパウロ教会へ。

これが度肝を抜かれた!
教会の入り口にある装飾も素晴らしかったけど、中に入ってさらにびっくり。
内部が全部アールヌーヴォー様式の絵で埋め尽くされている!



天井の一部。色使いが何とも言えない。


各柱もこんなふうに聖人の絵が描かれていて、どれもステキでした!
何がステキって、聖人が自分たちの生活に近そうな感じを受けるところ。


たとえば、こんなふうに羊と一緒にいたり、、、。


子供と一緒だったり。

イタリアの宗教画にはそこまで魅かれる感覚を覚えず、長く見ているとお腹いっぱいな感覚になるのですが、これは見てて飽きない! 好き!

わたくし、大学時代に教会建築(ゴシック)の研究をしましてね、、、。ゴシック建築、特に南部を除く西ヨーロッパのスタイルには何となく知識があるのですが、スタイルは違えど教会を見るのは好き。この教会はスタイルまぜこぜでした。いやー、それにしてもこんなアールヌーヴォー装飾の教会はびっくりしたわ。

この教会は、12世紀から存在し、幾度も崩壊と再建を繰り返して、今に至るのだとか。ちなみにこのアールヌーヴォーの装飾が施されたのは1900年前後だそうです。なるほど、まぜこぜスタイルなわけです。

さて、雨がほぼ止み、地下鉄で街の中心街へ。
どこに行こうかと考えて、旧国立博物館の建物へ。
ここはプラハの一番大きな通りをどどーんと見下ろす形で経っていて、かなり迫力があるところ。
中に入ることはできませんが、建物の入り口から大通り、その先へ続く市街を見下ろすのはなかなかのもの。

入り口では当日行われる五弦楽+ピアノコンサートのチケットを販売してました。
どこかでコンサートに行きたいねと話していたし、ちょうど1時間もすれば開場だったので、チケットを購入。
隣にある新国立博物館のカフェ(博物館は閉館ギリギリの時間でした)で休憩してコンサートへ。



コンサート中はシャッター音を出せないので、曲の合間、拍手でわき上がったところでパチリと撮ってきました。
スメタナの曲などもある有名な曲を10曲ほど。1時間ほどのコンサートでしたが素晴らしかったですよ!
ちなみに客席は、階段にクッションが置かれているだけ。ごくごく簡単なコンサートでした。(椅子席も少しあり)

20時頃にコンサートが終わり、さぁ、食べに行こう! と、トリップアドバイザーをさらっとみて近場の気軽なタイ料理へ。

これがね、、、ありえないほどまずかった、、、。敢えて名前は書きませんが、麺類を売りにしてるらしき、テイクアウトもできる気軽なバーレストラン。満員だったけど、みんな、タイ料理はあれでいいんだろうか、、、。いや、よくない。せめて相方だけには、タイ料理はこんなんじゃない、うまいんだーい!と吠えておきました。

そして、腹ごなしに歩きながらプラハの名所、カレル橋へ。


カレル橋から旧市街側を見たところ。


カレル橋の真ん中あたり。観光客でいっぱいでした!


更新に間を開けてしまったので、覚書の支出メモはありませんが、コンサートは500コルナ(20ユーロ位)でした。

あと2日分、続きまーす。