イタリアの婚姻手続(日本人向け)

日本の婚姻手続に比べればどうしても煩雑になる海外の手続き。
たくさんのブログの情報にお世話になったので、totoもこうして情報提供していきます。

詳しく記載したら長くなってしまいました。まずは一読されることをおすすめしますが、あとは必要に応じてご参照下さいませ。
★イタリア入国に際して必要な手続き→3, 4,
★結婚に必要な手続き→1, 2, 5, 6, 7, 8, 9, 18
★イタリア生活に必要な手続き→4, 10, 11, 12, 13, 14, 15, 16, 17, 番外編
★日本国内での手続き→2, 19

※2011年2月、ここに記録した作業をすべて完了しました。
※手続きはここに記載した順序通りではないこともあります。
※手続きにかかる時間、必要書類は一様ではありません。あくまでも参考程度にしてください。

totoのケース
・toto:日本在住日本人。観光ビザで渡伊し、必要な手続きを観光ビザが有効な3ヵ月で終わらせる予定。
・totoの相方:イタリア在住イタリア人。
・婚姻手続:イタリアでイタリア方式の民事婚(役所で行う結婚式)の手続きを行う。
・管轄の大使館:在ミラノ日本領事館(在ローマ日本大使館の管轄地の方は、以下の内容を大使館に置換えてとらえてください。)
 

1.イタリアの該当市役所(Comune)に必要な書類を確認する
イタリア側で提出する婚姻手続の書類は「婚姻具備証明書(Nulla Osta)」「出生証明書(Certificato di Nascita)」など、コムーネによって異なるようです。必ず確認した方が良いでしょう。
totoの場合、「結婚具備証明書(Nulla Osta)」が必要と言われました。
(「結婚具備証明書(Nulla Osta)」作成の方法は項目の5に記載しました。)


2.戸籍謄本の取得(日本にて)
・日本の戸籍のある市町村で取得します。
・婚姻の書類作成用に領事館に提出する場合の有効期限は、発行日から3ヵ月以内です。イタリア式の婚姻手続後、日本の婚姻手続を大使館/領事館で行う場合の有効期限は、発行日から6か月以内です。
・必要枚数:結婚具備証明書用に1枚、婚姻後に日本へ婚姻届を提出するために2枚、の計3枚。(totoは予備も購入しました!)
・手数料:各市町村でご確認ください。

出生の状況(親の名前、本人の出生地など)と結婚可能な状態であることを日本語の戸籍謄本からイタリア語の婚姻具備証明書(Nulla Osta)に訳すらしく、前配偶者がいる場合は死別/離別など必要な記載事項があるようです。totoは初婚でしたので、自分の出生が記載されていて、親の分まで書かれている「全部事項証明の戸籍謄本」を使用しました。
※詳しくは、在ローマ日本大使館/在ミラノ日本領事館のサイトをご覧ください。各館に問合せして戸籍謄本に必要な記載事項を確認してから 取得することをお勧めします。


3.在留届提出(イタリアにて)
日本外務省のサイトより。
「外国に住所または居所を定めて3か月以上滞在する人は、旅券法第16条により、その地域を管轄する日本大使館または総領事館に速やかに在留届を提出することが義務付けられています。」
詳しくは外務省のサイトへ→ 在留届について(日本外務省)
totoはネット上で手続きしました→ ORR ネット
日本大使館/領事館窓口にある書類に記入して手続きすることも可能です。 
既に提出されている方は必要ありません。
※婚姻手続と直接関係するものではありません。災害などの緊急時に国外滞在の邦人を管理するためのものです。


4.  滞在申請イタリア版(Dichiarazione di presenza)
「イタリア国内に滞在している」という申請をしなければならない場合があります。
(私の理解ですが)以下の両方に該当する方は、イタリア入国後8日以内に手続きしなければなりません。どちらか片方が該当する場合は必要ないと思われます。地元警察にご確認ください。
a. 他のシェンゲン条約国でパスポートに入国スタンプを受けた後にイタリアに入国した(つまり、パスポートの入国スタンプがイタリア以外の国である場合)
b. イタリア入国後、滞在先が個人宅(つまり、ホテル滞在時はパスポートの提示を求められて記録が残るけれど、個人宅の場合は入国の記録が残らないため)

・申請先:滞在先の個人宅の管轄警察署(Questura)
・必要書類:パスポートと申請書(申請書はQuesturaにありました)

私はドイツ経由で入国したので申請しました。
自分がイタリア語を理解しないのと、「日本人」というラベルのおかげか、Questuraであまり嫌な思いをせずにささっと申請用紙に書き込み、ささっとサインして終了しました。
この書類、結婚後の滞在許可申請時に必要です。

※こちらは滞在許可申請とは別物です。イタリアに何らかの形で滞在していることを申告するものです。観光ビザで入国している場合、滞在許可にあたるのは観光ビザ(日本のパスポート)。こちらは、実際に”滞在している”という事実を申請するものです。
※同時に、滞在受け入れ側も受入れ申請(Dichiarazione di Ospitalita)をしなければなりません。うちの相方、あまり覚えてないそうなので、詳しくは警察署にご確認くださいませ。こちらは到着後48時間以内とか厳しかったかも。ホント、要確認です。


5.結婚具備証明書(Nulla Osta)の取得
☆在ミラノ日本領事館に出頭し、イタリアの市役所提出用の書類を作成してもらいます。

・必要書類:戸籍謄本(発行日から3ヶ月以内のもの)、婚約者の身分証明書(パスポートのコピー等、国籍と氏名が明記された公的機関発行書類)、申請者本人のパスポート
・所要時間:半日。午前中(10:30くらい)に申請し、午後3時に受け取れました。
・証明手数料:9ユーロ(2010年8月)

※出頭前日でも構わないと思うので、電話で連絡しておくとスムースにいくし、出頭前に必要書類の確認もできます。
※在大使館/在領事館が遠い場合は、できあがった書類を郵送してくれるそうです。それは数日かかると言われました。
※婚約者とともに出頭したので一人で行く場合の必要書類は確認していません。一人で行かれる場合は必要書類を確認することをお勧めします。


6.イタリアの各県庁(Provincia)にて、領事館発行の書類に認証を受ける(Legalizzazione)
☆イタリア各県庁にて、日本領事館発行の書類がイタリア国内でも正式書類であることを証明してもらいます。

・必要書類:領事館発行の書類。totoの場合は「結婚具備証明書(Nulla Osta)」のみ
・手数料:14.62ユーロ(印紙代、2010年8月、クレモナ県庁)
・所要時間:5分。

※県庁の窓口が開いている時間を確認してから行かないと、閉まっててショックを受けることも。

ほんと、5分で済みました。Nulla Ostaに直接ハンコが押されます。作業は5分ですが、待ち時間は混み具合次第。


7.イタリアの該当市役所(Comune)にて、書類を提出
☆結婚具備証明書(Nulla Osta)を市役所に提出します。提出したら、市役所から連絡が来るのを待ちます。

・必要書類:結婚具備証明書(Nulla Osta)の県庁で承認を受けたもの、本人のパスポート、婚約者の身分証明書
・所要時間:市役所の混み具合と、担当のおしゃべり具合による。
・手数料:なし

totoのパスポートの写真ページと今回の旅行の入国スタンプを受けたページ、婚約者の身分証明書を担当者がコピーしてくれ、Nulla Ostaとともに提出しました。


8.公示手続(Pubblicazione)
☆書類提出後、市役所から連絡があったら公示手続に行きます。

・必要書類:念のため、パスポート。出頭者全員の身分証明書(婚約者、通訳者)
・所要時間:もろもろ含めて2時間くらい。これも、担当者その他のおしゃべり具合による。
・手数料:14.62ユーロ(印紙代、2010年8月、クレマ市)

※公示手続とは直接関係ありませんが、結婚式までに新郎新婦の各証人の身分証明書コピー(氏名、生年月日、出生地記載のもの)を提出する必要があるので持参すると良いでしょう。日本人が証人になる場合は、パスポートのコピーでOKです。証人は国籍不問です。

totoの場合、書類提出から5日ほどして出頭の呼出連絡がありました。
イタリア語がよくわからないので、わかる言語の通訳者の同席が必要になり、婚約者の弟の奥様(つまりは義理の妹になる方)にイタリア語→英語の通訳をお願いしました。
※この通訳は婚約者の家族はできないそうです(身分が近過ぎるからかな。)

まずは、Nulla Ostaの記載内容を確認しつつ、公示用の書類を役所の担当者が作成します。
通訳がいたので、通訳の任命書(Nomina)も作成され、通訳が必要な私と通訳者の義妹が書類にサインします。
全書類の名前や出生地のスペルを確認したあと、他の書類作成に時間がかかるから1時間後に戻ってきてと言われて外に出ました。
1時間後に戻り、 できあがった書類の内容を通訳が私に説明し、財産の権利に関する事項(名前はなんていうんでしょ?)にサインします。(婚姻関係にあるときに、財産を名義ごとに所有するか、すべて夫婦として所有するか決めておくもの。)さらに、公示手続の書類にサインをします。
※漢字でサインしてもいいか聞いたら、ダメって言われました。ぐちゃぐちゃのサインでもどうせ読めなくて横にブロック体で書くことが多いのに、なんで漢字がダメなのよ、プンっ!

これで晴れて正式に『婚約』です。
彼の甥っ子(4歳)は、今「婚約」とか「夫婦」ということに敏感らしく、その後会った途端に「婚約したんでしょ?」って。誰に言われても、自分が婚約してるとは不思議なもんです。

totoの市では、公示期間は10日間。(市によりますが、1〜2週間と言われている。)
この間に異議がなければ、挙式可能となります。
公示は、地味でこんな感じ。市役所の公示

市役所で挙式する民事婚の場合、挙式日の予約は公示が終わってから可能ということですが、ずいぶん前から予約しといてもらえました。
市役所の担当のおばちゃん、ダニエラは、「あなたたちが最初に婚姻手続の質問しに来てから2年も経ってるでしょ。どうしたかと思ってたわよー」って言われました。覚えててくれたダニエラに感謝。とても親切に対応してもらえました。
私たちの婚姻手続番号は2010年の100番。キリが良くて気持ちいいじゃないの♪


9.結婚式(Matrimonio)
・場所:市役所(Comune)
・必要事項:宣誓者(Cerimoniére)1名、新郎新婦の証人1名ずつ(Testimòne)、通訳者
・所要時間:20分ほど。宣誓者のスピーチの長さにもよりますが。

※宣誓者:イタリア国籍を有する人ならばOKで、知り合いに頼みました。
※証人:国籍不問。totoは日本からの友人を、彼はスペインからの友人を証人にしました。
※通訳者:新郎新婦、証人のうちイタリア語がわからない人がいる場合は、必ず通訳をつけなければなりません。totoとtotoの証人はイタリア語がわからないので、知り合いの日本人に通訳をお願いしました。通訳は宣誓者のスピーチと結婚に関係するイタリア民法を訳し、さらに式中の必要事項を訳してくれました。
※新郎新婦の証人の正式身分証明書(氏名、出生地、誕生日が記載されているもの、パスポートのコピーでOK)が事前に必要でした。宣誓者と通訳者の書類も必要だったのかもしれませんが、私の知らないところで進んでいたのでよくわかりません。各市役所にお問い合わせください。

私たちの場合は先に結婚式の日程を予約していたので、公示手続き後は市役所とコンタクトを取ることも一切なく、結婚式当日に赴いて式を挙げるのみでした。

決められた時間に行って、勝手に始めて勝手に終わるような感じ。
私たちは市役所内の広間で結婚の宣誓を行いましたが、その広間に「いつ入場すりゃいいの?」「誰が始めてくれるの?」とナゾだらけ。すべてがナゾのまま適当に入場して、適当に始まり、 20分くらいで全部終了しました。まぁ、簡単。
簡単とは言え、段取りがまったくわからない人にはすべてが「?」です。
市役所の担当者は式を管理するために立ち会っているけれど、誰が仕切ってくれるわけでもないので戸惑わないように。自分中心で大丈夫ですよ、きっと。



10.滞在許可証(Il permesso di soggiorno)申請
☆結婚式が終わったら、次はtotoのイタリア滞在許可証の申請です。
※totoのケースは、観光ビザで入国して初めて滞在許可証をを申請するケースです。滞在理由は『家族(motivi familiari)』、いわゆる家族ビザになります。

・申請場所:各市町村の警察署の管理局(Questura)
・必要書類:申請者本人のパスポート全ページコピー(未記入のページ含む)、婚姻証明書(Certificato di Matrimonio、Comuneで取得)1部、滞在申請書(Dichiarazione di Presenza)、結婚相手の身分証明書コピー1部、証明写真(滞在許可証用4枚、指紋採取用1枚、サイズはよくわかりませんが、スピード写真の色んな大きさのものを持っていったら適当に取っていきました。)
・費用:0
・所要時間:並んだ分も含めて数時間でしょうか。午前中で終わりました。この所要時間は手続きのなかで一番よめないものかと思います。

前述の通り、totoは観光ビザで入国しています。観光ビザが有効な3ヵ月以内にこの申請を終わらせなければなりません。

Questuraに行くと、いますいます、滞在申請者。その日はアジア系はtoto一人で、主にラテンアメリカ系、東欧系、アフリカ系の顔ぶれ。それほど巨大な都市ではないので、順番を抜かされないように気をつけて、申請してきました。

指紋採取はスキャナーを使って記録されました。’科捜研’的な部屋(ただの部屋ですが、科捜研的な機械があった)の窓口でスポンジとMulti Uso(何にでも使える掃除洗剤の総称。人間の手も家の掃除と扱いは一緒?)でぐりぐりと指や手を拭かれながら、指紋採取専用のスキャナーでスキャンしていきます。

この申請が一番面倒なんだと構えて、待ち時間や対応の悪さにイライラしないようにできるだけボケーッとしてようと思って行ったら、ボケーッとしたままに終わりました。相方が小さい頃から嫌いな警察官が担当している部署で、まさにその嫌いな警察官が担当したけど、機嫌が良かったのか意外にもスムースに終わりました。
最終的には、 滞在許可証申請中を証明するらしい’許可証申請書半券’を受け取れたので満足です。

 入国から2ヵ月かからないうちにここまで完了できたので満足です。これで不法滞在になりません。


11.滞在許可証申請後の警察の自宅訪問
☆滞在許可証申請後、警察が確認のために自宅訪問にきます。(前触れもなく、突然に、、、)手続きというより、こちらは訪問に来るまで待つだけです。

来ました、来ました。警察が!
意外と早かったです。申請しに行ってから2週間もかからなかったです。
お昼ご飯を食べている最中でした。
男性と女性の警察官の二人組。Questuraの入り口にいる無愛想なタイプとは違ってました。
まずは、申請した書類の写真を見て、私(写真と同一人物)がその家にいることの確認。それから、相方の身分証明書を確認。最後に家の全部屋をささっと覗いていきました。(バスルームを覗いて3部屋だから簡単。大きい家の人は全部屋回るのかな。)
問題なく進めば申請書類が県庁に送られて処理され、滞在許可証ができるとQuesturaの掲示板に名前が掲示されるので、その後に許可証を取りに来るようにと言われました。60〜90日かかるそうです(よくもっとかかるっていうよねぇ)。


12.滞在許可証(Il permesso di soggiorno)受け取り
☆滞在許可証(Il Permesso di soggiorno)の受け取りに行きます。
※受け取り方法は各Questuraにより異なると思われますので、参考程度にしてください。

・場所:Questura
・必要書類:滞在許可証申請中を証明する半券(9の項目参照)、パスポート
・費用:なし
・所要時間:混み具合による

totoの住む市のQuesturaは、毎週土曜日の午前が滞在許可証の受取日。申請(9参照)して、警察が自宅訪問(10参照)して、問題がなければ書類が県庁に送られて処理されるそうです。警察の自宅訪問後から60〜90日後の土曜にQuesturaの外の壁に滞在許可証ができあがっている人の名前が張り出されるので、自分の名前があればその場で滞在許可証を受け取れます。

行ってみると、名前がありました!
Elettri--(単語を覚えてません)とCarteと名前リストが分かれていていました。おそらく許可証の形態を表して書いていて、Elettri---(電子なんとか)の方がカードタイプ、Carte(紙)がA4くらいの紙タイプにあたるのかと思われます。
totoの名前はCarte側にあったので、紙タイプの巨大(A4くらい)な許可証が受け取れるわけです。

イタリア語ができないtotoの頼みの綱は相方。でも相方の生活は完全に夜派。だから朝は確実に遅い。「そろそろQuesturaに行ってみる?」くらいな気軽さで出かけたので、着いたのは10:30過ぎ(車で行ったけど、歩いていける距離です)。他の都市で朝一番からQuesturaに並んだ方に比べればかなり怠慢です。大きな都市に比べれば、申請している人数も少ないので大丈夫なんです。ざっと見て並んでいるのは30人ほど。ディズニーランドに比べれば我慢できるさ、これくらい。
とはいえ、我慢できないのは相方。「他の日でもいいんじゃないの?」と5分もしないうちからかなりイライラ気味。
寒いところを待たせるのもかわいそうなので、私も帰ろうかと思っていましたが、チェックしたところ「受取は土曜の午前のみ」。こういった点も、各Questuraで要確認してください。きっと小さい市では毎日手続きできないと思います。

ところが!
並んで15分くらいすると、Questuraの担当者が外に出て来て「コンピュータが動かないので、Elettri---の人は来週以降にきてください」と。紙の滞在許可証を受け取る人は問題ないとのこと。
どどどーっと並んでいた人たちのほとんどが消えていき、結局のところ到着から30分ほどで滞在許可証を半券と交換で受け取ることができました。

というわけで、本当に所要時間は読めません。

ちなみに今回の滞在許可証の有効期限は5年。滞在年数と滞在理由により異なるようですが、詳しいところは知りません。

ここまでできれば、納税者番号(Codice Fiscale)、住民登録(Dichiarazione di Residenza)、健康保険証(Tessera sanitaria)の手続きに進めます。
※他の在伊日本人のお話では、Comuneによっては滞在許可証の原本がなくても半券でできる手続きがあるとのことです。ご確認下さい。


13.納税者番号(Codice Fiscale)取得
☆税金に関するコードだと説明されましたが、これがないとイタリアでは暮らしていけません。銀行口座を開設するにも携帯の番号を取得するにも必要。ときには、通販にまでこれを入力しないと先に進めないこともありますよ!


・申請場所:各地のAgenzia delle entrate(税務署)
・必要書類:滞在許可証、パスポート
・費用:なし
・所要時間:混み具合による。(当日発行されました)

以前に滞在許可証申請半券でCodice Fiscaleの申請に行き受付のおじさんに「Questuraから保険証もすべて合わせて届くように変更になったから申請はいらないよ」と言われましたが、ウソです。Questuraは「そんな(面倒な)ことするわけないでしょ」と言いたげでした。


さて、本題のCodice Fiscaleの申請ですが、以前に訪れたときよりも空いていて、受付で書類を作成してもらい番号を受け取り窓口へ。番号が呼ばれ、窓口でコンピュータに登録され、、、、待つこと1分。totoの名前や誕生日の情報を合わせて、コンピュータからアルファベットと数字の合わさった16桁の文字列が割り出されます。これがCodice Fiscale。
いつも相方が自分のコードをすらすらと言えるので「なんでなーん?」と思ってたけど、前半は名前と誕生日が合わさってできてます。それにあれだけしつこくCodice Fiscaleを使う機会が多いとやっぱり覚えるんでしょうね。
totoは日本人得意の語呂合わせで覚えましたが、口頭でこの語呂合わせが通じるわけはない、、、。イタリア語で言えるまでは、携帯のメモを活用します。

当日はコードが書かれた紙を渡されました。実際のカードは1〜2ヵ月後に自宅に郵送されるそうです。


14.住民登録(Dichiarazione di Residenza)
☆住んでいる街に住民登録しましょう。

・申請場所:Comuneの担当窓口(名前を忘れました)
・必要書類:滞在許可証、パスポート
・費用:なし
・所要時間:混み具合による。手続きは簡単です。

※totoの住む市では滞在許可証の原本がないと住民登録ができませんでした。Comuneによって違うようですので要問合せです。

おばちゃんがカチャカチャカチャーっとコンピュータに入力して、あっという間に完了。
現在の就業状況など聞かれました。住民登録申請を証明する紙が渡されます。
1ヵ月以内に警察が自宅訪問して確認し、その後に正式登録されるようです。



15. 健康保険証(Tessera Sanitaria)取得
☆健康保険証の手続きです。

・申請場所:各地のASL
・必要書類:滞在許可証、Codice Fiscale発行時にもらった紙、、住民登録時に発行された紙、パスポート
・費用:なし
・所要時間:混み具合による。手続きは簡単です。

以前に滞在許可証申請半券でCodice Fiscaleの申請に行き受付のおじさんに「Questuraから保険証もすべて合わせて届くように変更になったから申請はいらないよ」と言われましたが、ウソです。Questuraは「そんな(面倒な)ことするわけないでしょ」と言いたげでした。

健康保険の登録と、ホームドクターの選定をし、「このホームドクターに、私の健康状態をチェックし、必要に応じて処方せんを発行する権利を与えます」のようなことが書かれた書類にサインします。
なので、ホームドクターを先に決めて行くといいかと思います。
totoは決めていきましたが、そのドクターが定員に達していたので他のドクターを選ばなくてはならない状態に。ASLの担当者が住所に近いところを何人かピックアップして、その中から選びました。

最後に健康保険の登録をしたことを証明する紙をもらいました。これでいつでも医療サービスを受けられます。

健康”保険”というと、お金はどこから?という感じですが、きっと税金の中から出されているのでしょう。この辺のシステムは理解してません。特殊な検査以外はほぼ無料で医療サービスを受けられると聞いています(私設の病院に行かないかぎり)。



16.住民登録後の警察の自宅訪問
☆住所確認のため、警察が自宅にやってきます。手続きというより、こちらは訪問を待つだけです。

また来た! 前触れもなく、突然に。
今回は夕方、一人でやってきました。
滞在許可証を見せ、警察が番号を書き取り、終了。簡単でした。雨の中、ご苦労様でしたー。

この訪問の後、一週間くらいで正式な住民登録が完了し、身分証明書(Carta d'Identità)の申請に行けます。


17. 身分証明書(Carta d'Identità)申請
☆イタリア在住を証明する身分証明書の申請です。

・申請場所:住民登録した市役所
・必要書類:滞在許可証、証明写真(何枚だったかな、、、1、2枚かな)
・費用:5.42ユーロ(2010年12月)
・所要時間:10分くらい(その場でできあがります)

イタリア国籍所持者ならば15歳以上(17歳?)が携帯することを義務づけられているようですが、外国人は義務ではありません。パスポートや滞在許可証を持ち歩くよりは携帯しやすいサイズだし、ヨーロッパ内旅行にパスポートが必要ない国が多いので便利です
※EU国の国籍ではないので、正式にはEU諸国の旅行にもパスポートと滞在許可証が必要です。

大きさは日本の保険証(大きかったころの。最近はカードサイズが多いですよね)よりはすこしだけ小さい 。私は財布が大きいがま口なので入りました。紙なのに常に所持って、、、。もうちょっと進化すればいいのに。(シンガポール人が持ってたのはカードだったよ)
氏名、生年月日、住所などのほか、身長、髪の色、目の色、職業などが記載されるようになってます。
有効期限は10年です。

この前、これを財布代わりにしてる友達がいた、、、。ビニールケースがついてるから一応ポッケになる。
「だって、遊びにいくだけのバッグが小さくてお財布が入らないんだもーん」って。
そのうち、私もやろう。


18. 日本への婚姻届
☆日本へ婚姻届を提出します。

・届出場所:在ミラノ日本領事館(南イタリアの方はローマの日本大使館)
・必要書類:戸籍謄本を2通(発行から6ヵ月以内のもの )、婚姻登録証明書(Copia Integrale Autenticata dell'Atto di Matrimonio)または婚姻証明書(Certificato di Matrimonio)を2通、配偶者の国籍証明書(Certificato di Cittadinanza)を2通
・申請者(日本人)のパスポート
・手数料:領事手続きとしては0ユーロ、配偶者の国籍証明書は手数料あり
・所要時間:書類に記入して担当者の確認を受けて提出するのみ。1時間くらいかな。

※上記のイタリア語で括弧書きをつけた書類はいずれも市役所で取得します。Certificato di Cittadinanzaには印紙代14.62ユーロx2通分がかかりました。
※新本籍を設けたい場合は書類の枚数が増えるので、大使館/領事館にお問い合わせください。(totoは自分の本籍を使用しています。)

日本への婚姻届提出は婚姻成立日から3ヵ月以内に行います。遅れた場合は、遅延理由も合わせて出さなければならないそうですよ。

領事館で記入する用紙は4種類。すべて領事館にあります。
・婚姻登録証明書または婚姻証明書の要約文
・国籍証明書の要約文
・婚姻届2通
・在留届の配偶者登録部分(ネットで手続きをした人はいらないのかも?)

何が面倒って、外国名詞(名前や住所など)はすべてカタカナ表記にするのですが、うちの相方の名前にテンテンがつく文字とかとか小さい「ッ」とかが多い!
それが何に影響するかというと、小さい記入枠(特に婚姻届)に太いボールペンで書くと「これじゃ読みにくいでしょ」と担当者に言われるんです。
えぇ、totoの字の汚さがそもそもの原因ですよ。どーもすいませんっ。しょーもない言い訳を言わせてもらえれば、ボールペン字って嫌いなんですよっ。しかも海外のボールペンって太いでしょ。
ちょっと担当者の言い方にムッとしたけどチクチク言われるのは仕方ないんです。それが日本で戸籍登録手続きする人が読めない字ならば、きちんと登録できないんですから。
イタリア語の名前や住所をカタカナ表記をしたときに長くなる方は、記入枠が小さいので要注意かもしれません。特に字が大きい方、入りきらないよーってこともありえるかも?

今回、相方は一緒に行きませんでした。国籍証明書の書類さえあれば一人で大丈夫です。

イタリアの婚姻成立日から約2ヵ月半。
これでイタリアでも日本でも婚姻手続は完了です。


19.日本国内の手続き 転出届/年金任意加入/戸籍確認
☆海外(長期)在住なので、日本の住民登録から転出するための届けを出します。(そうしないと、市民税、県民税など請求されちゃうよ。)
☆年金を受け取りたい(納め続けたい)ならば、年金任意加入手続きを。
☆イタリアで提出した婚姻届を元に作成された新しい戸籍の記載内容を確認(確認しなくてもいいけどね。)

・場所:各市区町村役所
・必要書類:大概は役所に揃ってます。国民健康保険に加入していた場合は保険証を返却します。
・費用:戸籍を出してもらうならば、その手数料(私は450円)

転出届は本人または住民票の筆頭者ならば手続き可能なので、父に頼みました。保険証は後日郵送返却でもOK。

年金任意加入は、転出届を提出した日付から任意加入手続きする日付が開いてしまったので、その間は後納もできない期間となってしまいました。きっちり払いたい方はタイミングよく手続きすることをオススメします。

戸籍も、念のため、確認しました。(だって、ほら、あの私の汚い字から戸籍を作ったわけだしさ。)相方のファーストネームとミドルネームがくっついてたのですが、確認したところ、日本の表記ではこうなってしまうそうです。なるほどね。
ちなみに、領事館からは「記載に誤りがあった場合、提出(登録?)から6か月以内ならば訂正可能」と聞きました。確認するチャンスがあればしておいて損はないかと思います。




番外編.Codice Fiscali/Tessera Sanitariaのカード到着
きちんと郵送されてきましたよー。意外と早かったかも。申請が終わってからやく3週間で届きました。2つの機能が1つのカードになって届きます。(申請場所は違うのにねー)
これは州(Regione)が発行するので、totoのカードはLombardiaのマーク入り。
これとCarta d'Identitàは常時携帯です。
有効期限は滞在許可証と同じ5年です。

郵送されてきたこのカード。ICチップもくっついて個人情報たっぷりのかなり重要なものだと思うのね。でもポストにぽとり、、、。受取サインとかさ、手渡しとかないわけ? この重要な物品がっ。
公共料金の一部は督促状送付に受領サインを求めてくるくせに、これには受領サインはないにしろ、ポストにぽとりってさー。郵便物の盗難/紛失が多いくせにいかがなもんかしら。
(もしかして、これってそんなに重要なもんじゃないのかなぁ、、、。)


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長くなりましたが、以上で結婚、イタリア生活を始めるために必要な手続きは完了です。
あくまでも一例として参考にしてくださいませ。

こちら、私たちがいつも頼りにしていたブログです。 旦那さまがイタリア語バージョンも残していて、そのリンクも入っているからお役立ちですよ。
ビーボラさんとビーボロさんのイタリア結婚手続 - 日本語版


みなさまが幸せで健康な日々を楽しめますように☆





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